しろくまです。

 

前回の続きとは少し異なるのですが、また似た事があったのです。

 

 

浅草寺の占い師さんに占っていただいたことも忘れていた頃、職場の女の子が自身が「みえる人」だと教えてくれた。

 

その女の子と私は仲がとても良い。

彼女はそういうことを言っても大丈夫そうな人にだけ自分が「みえる人」だと伝えているらしい。

 

彼女は「人の魂の色」が見えるのだと言う。

今は見ようとしなければ見えないが、昔は無意識にそれが目に入ってきてしんどかったそう。

 

 

いろんな人の魂の色を教えてくれた。

それがとても言い得て妙といった感じで、私は聞き入った。

人を陥れたい人や、嫉妬心が強い人、同じ色でも曇っていたり、鮮やかっだったりするみたいだ。

 

彼女は私の魂の色をキレイな青緑なのだと教えてくれた。

 

「これだけキレイな色の人は珍しいですよ」と彼女は付け加えてくれたが私は怪訝に思ってしまう。

 

 

私「俺あまり性格良くないし、道徳心も結構欠けているよ?」

 

「いえいえ、性格の良し悪しじゃないんですよ(笑)」

 

 

彼女が言うには魂の色は性格ももちろんだが、もっと深いところが強く影響するとのこと。

いわゆる、カルマの返済がもっとも重要なのだそう。

 

私「俺この前占い師さんに見てもらって、前世は【親殺し】って言われたよ。

親殺しって、業が深くない?

到底返しきれてないと思うんだよね。」

 

「しろくまさん、結構色々な経験されていますよね?

そしてなぜだかその経験値が人より多く、徳として積まれているみたいですね。」

 

うーん。

人として親切にしたいとか、そういうことは私にも少なからずはある。

でも特に人より何か多くしているとは、正直思えない。

 

「しろくまさんの近くにいる女性が、関係しているのかもしれませんね」

 

私はぎょっとした。

もしかして…

 

「ずっと気になっていたんですが、この方は守護霊とは違うみたいですね。

多分小さいときからずっと一緒にいた女性。

しろくまさんの体から生えているように、そこにいますよ」

 

「みえるひと」には本当にみえるものなんだろうなと思った。

私は彼女に、以前占っていただいた方の話をした。

 

「そうですね、その方が仰る通りだと思います。

しろくまさんも、その方も十分苦労されたでしょうね。

もう、前世の業は二人で返し終えていますよ。」

 

私は狐につままれたような気分になりながらも、私には見えない姉を思った。

恩人、いや同志だろうか。

姉は、私のことをどう思っていたのだろうか。

客観視が出来ないほど、私を姉は同化しているのだろうか。

 

「でも…。大変言いにくいのですが。」

 

寿命のことだろうと、即座にわかった。

 

私「多分何のことかわかったよ、ありがとう。俺はどう合っても姉が望むようにと思ってるよ。」

 

 

人生に起こることはきっと必然。

これを知ることになったことにも、きっと何か意味があるのだろう。

 

 

私と人生を共にしてくれてありがとう。

私をまた親殺しにしないようにしてくれてありがとう。

一緒に苦しんでくれてありがとう。

残りの人生、私の寿命がもし少なくなるとしても、私は貴方といたいのだと心が思っているように感じます。

 

良いことばかりじゃないかも、でも悪いことばかりでもないかも。

 

最期まで、あなたの人生でもあるこの人生を一緒に見届けてくださいね。

 

 

 

これからもよろしくね。

 

 

 

おしまい。