しろくまです。

 

浅草は浅草寺に、凄く当たる占い師さんがいると友人に聞いた。

正確には、占い師さんではなく浅草寺のお守りを売っている方で、お守りを購入してくれた方にお礼として占い的な事をしていてくれるとの事だった。

 

 

友人がその占い師さんに陶酔していた時期があり、事あるごとにその人のところへ行っていた。

 

私は田舎に住んでいたため、占ってもらえないなぁと言っていたら友人か強行した。

 

「写真でも占えますか?」

 

占い師さんは快く快諾してくれたそう。

事前に知らされていなかった私は少し狼狽したが、その結果を友人から聞いた。

 

 

占「この方は、お姉さんが守護霊のように背後にいますね」

 

私はぎょっとする。

私の母は、私を産む前に女の子を1人流産していた。

母はどこかのお寺や神社に行くと、必ず水子供養をしたのを思い出した。

 

占「小さい時は特に、お姉さんと本人の人格が交互に出ていて、辛いこともあったみたいですね。とても男性的な部分と女性的な部分を両方併せ持っている方ですね」

 

これまた正解。

私は幼少期とても内気な少年だった。

女の子と一緒にいる方が自分にはしっくり来た。

女の子になりたいと言う願望はなかったが、高校時代には厳つい自分が好きだったし、大人になると「職場では女子力の高い上司」というイメージを持たれていたし、よく言われた。

 

※厳つくなりたかった10代…当時はB-BOYとギャル男時代だった。

 

占「あぁ…。この人は、お父さんとの折り合いがとても悪いのですね」

 

今は大分関係も丸くなったが、これも正解。

 

学生時代は、喧嘩になったら親父を殺してしまうかもしれないと思うくらい、父を憎んでいたこともあった。

 

占「この方の前世のカルマは【親殺し】ですね」

 

私は前世で、父親を殺したのか。

無くはないと、妙に腑に落ちた。

 

占「そして現世でのこの方の課題は【父親との関係】です。

前世での親殺しのカルマを返し【父親との関係】について学ぶことが課題ですね。

そして現世で父を殺さないようにと、この方のお姉さんが付いてくれているのです」

 

私は産まれてこれなかった姉と運命を共にしているのか。

占い師さんが言うには、私の姉自身産まれてこれなかった事に気が付かず、私の体を使って人生を送っていたが、自分の存在に気付いて大人になるに連れて姿をあまり表さなくなったらしい。

 

なぜなら、私の寿命に関係してしまうからだと言われた。

 

占「もうそろそろ、お姉さんは貴方のそばを離れていきます。」

 

無意識の中でも、そう言われると姉が存在していたように思えることは多々あった。

 

私は良く赤ちゃんに振り返られる事が多い。

赤ちゃんは私に方を向いて、私が何もしなくても笑うことがかなりの頻度であるのだ。

 

もちろん私が微笑みかけたからかもしれないが、黙っていたら怖いと言われる私の笑顔だけで赤ちゃんが笑ってくれる可能性はかなり低い。

 

姉が赤子に笑いかけているか、おちゃらけて笑わせているのだと思った。

 

 

占って貰ってから、10年近くなるのか…

姉はまだそばに居てくれているのだろうか。

それとも_

 

 

 

つづく。