こんばんは、しろくまです。

 

前回の続きです↓

 

 

※この話は、ある人の愛人になりかけたお話です。

 

 

 

雨の日の平日、ゲイバーでイケオジに話しかけられ一緒に飲むことに。

 

 

このイケオジ…どこかで見たことあるんだよな。

 

 

私は記憶を呼び起こそうとするが思い出せない。

誰だか思い出せないまま、イケオジは他のお店に行く用事があるからと、

先に帰っていった。

 

イケオジが帰ったあと、店子さんがトントンと私の肩を軽く叩き、

耳打ちの仕草をする。

 

 

店子「アンタ、Hさんに相当好かれているわよ。」

 

あのイケオジ、Hさんっていうのか。

 

私「嬉しいけど今日初めて会ったばっかりだよ?」

 

店子「やっぱり気付いてなかったのね。話するのは初めてかもしれないけど、

お店で何度か会っているわよ」

 

そう店子さんは言うと、メモを渡してきた。

 

店子「これ、Hさんの連絡先。渡してくれって頼まれたのよ」

 

私「俺から連絡しろってこと?」

 

店子「まぁ、無理にとは言わないけど、私の顔を立てるつもりで連絡してくれたら嬉しいわ。」

 

 

気持ちは半々だった。

イケオジだし、見た目はタイプだった。

前のめり過ぎだが、もし付き合うことになったら30歳以上の年の差かと、

年齢差が気になってしまったのだ。

 

 

いや、っていうか付き合いたいなんて一言も言われてないのよ?

(勘違い系?)

 

 

好意を言葉として直接伝えることには、それなりの効果があるものだな。

私は、その日からなんとなくHさんの事が気になり始めた。(安い)

 

 

意識されると意識してしまう。

 

 

 

きゅん。

 

 

 

 

…いやいや、割りとイカツイ顔した二人なんよ。

そんな可愛い効果音は絶対入らない。

 

 

軽い気持ちで、Hさんへメールをしてみる。

 

私「先日は一緒に飲めて楽しかったです。またご一緒しましょう。」

 

こんなもんだろうか。

 

そういえば、Hさんはどこで見たことあるんだっけ…

思い出せなくて気持ち悪い。

 

 

 

……

 

 

………

 

思い出した!

 

色々な意味でお世話になった人だった。

 

そう、Hさんは言ビデオ男優だった。

ゲイ専用のアダルトビデオによく出演しており、直ぐにわからなかったのは、

ビデオのHさんはまだ比較的若かったからだろう。

 

 

「どえらい人からお誘いをいただいたんだな…」

 

 

Hさんからメールの返信が届いた。

 

H「今度また一緒に、あのお店で一緒に飲みませんか?」

 

私は少なからず、その連絡を嬉しく思っていた。

 

そして、ビデオのようにあんなことやそんなことをするのだろうかと、

不安のような期待のような、何とも複雑な気持ちでデート当日を迎えるのだった。

 

 

 

つづく。

 

 

 

※母と相談して購入したふるさと納税の品々↓

どれも当たりでした\(^o^)/