こんばんは、しろくまです。

 

 

今日は、ある人の愛人になりかけたお話です。

 

 

当時ゲイバーの店子のバイトもヘルプで月に3回程度、それ以外は現場系の仕事に従事。

店子のバイトは誘われたら可能な限り出勤させていただき、その他は現場のお仕事。

 

現場のお仕事はとにかく給料は良かったが、仕事は夜中からなのだ。

そして雨が降ると、中止、または延期。

中止の場合は歩合で給料が出るが、雨で延期になる場合は保証はなし。

 

電車移動で向かうことも多いので、移動途中で中止の連絡がくることもあった。

 

着替えを持っている日もあったのだが、工具なんかも持ち歩くため、

荷物は極力軽量化したくて、飲みに行くときもそのまま作業着で行っていた。

ある意味コスプレみたいな感じで少し恥ずかしいが、20代前半の私は、

特にお構いなしでいた。

 

 

 

その日も現場へ向かう電車の中で、雨による作業中止の連絡が入る。

給料は入らないから本来は残念なことなのだが、変にテンションが上ってしまう。

 

私は自由!

私の自由は誰にも邪魔させない!!

(誰もしないし、知らないよ)

 

 

そんな気分で、新宿三丁目で電車を降りて二丁目に向かう。

 

雨の日の二丁目は、比較的人が少ない。

平日ということもあり、入ったお店には私の他に2人のお客さんしかいない。

 

中に入っている顔見知りの店子さんと話していると、おじさんが話かけてきた。

 

お「なんで作業着着てるの?」

 

 

そりゃそうだよね。

私は理由を説明する。

 

 

おじさんは、へぇと言って話を続ける。

 

そのおじさんは若い子が好きだということ、坊主や短髪で、生意気そうな年下が好きだと言っていた。

 

お「そう、君みたいな子がタイプなんだ」

 

 

そうでしたか!

ありがとうございます!

…ん?生意気そうってこと?

 

 

人に好意を向けていただくことは、単純に嬉しい。

 

そのおじさんは当時50歳前後くらいだったが、立ち振舞もダンディーで体も相当鍛えているのが服越しでもわかるようなイケオジだった。

 

 

 

ただこのおじさん、どこかで見たことあるんだよな…

 

 

 

つづく。

 

 

 

※最近、大人買いで全巻一気に買いたいけど新品は高いからと、

安く買えないかと探しております(笑)