幻の小湊駅の資料
小湊鐵道に乗車して思うのが「 何故？上総中野駅止まりなのに『小湊』を名乗っているのか？」と言う事です。
小湊鐵道の謎 小湊驛を目指して
https://youtube.com/watch?v=-CCvVEeZQpI&si=Pe6GVgiNnD3tmkNC
当初の計画では現在の内房線五井駅（市原市）から牛久や鶴舞を経て外房の小湊（鴨川市）に至るルートの免許が大正２年(１９１３年)に認可されていて今も安房小湊駅前の土地を小湊鐵道が所有しているとお聞きした事もありますので小湊まで建設する予定だったようですが実現していません。
今回の資料は「何故？小湊まで開通していないのに『小湊鐵道』なのか？」と言う謎が分かる一つの資料で小湊鐵道株式会社にも残っていない貴重な資料です。
法学博士志田鉀太郎氏述
小湊鐵道の前途を卜す
小湊鐵道株式會社
大正六年四月中浣 (１９１７年)
この資料は小湊鐵道を小湊まで開通させる為に法学者の志田鉀太郎に依頼して書いてもらった資料ではないか？と小湊鐵道の社長さんがおっしゃっていました。
この資料を誰(後に小湊鉄道会社の６割以上の株を保有する事になる安田善次郎･安田一族だったかもしれないです)に見せる為に依頼したか？何部発行したか？は不明だそうです。
資料を見ると墨で「小湊鐵道株式會社」と書いてありますので発行部数少ないように思います。
【小湊鐵道公式サイト】 総合TOP
https://www.kominato.co.jp/
志田甲太郎 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E7%94%B0%E7%94%B2%E5%A4%AA%E9%83%8E
この動画を作る為に改めてネットで調べたら以下のサイトを見つけました。
第37回 幻の小湊鉄道小湊駅 ―大正時代から続く鹿島とのつながり―｜鹿島の軌跡｜鹿島建設株式会社
https://www.kajima.co.jp/gallery/kiseki/kiseki37/
このサイトには小湊まで建設する計画だった事がしっかり書かれています。
ただ様々な要因が重なり昭和１１年までに工事竣工期限の延長を9回繰り返したそうですが開業の見込みが立たず、とうとう鉄道省が同年１１月２８日に残り区間の免許を取り消したことが官報に書かれているそうです。
この資料が小湊鐵道の幻の小湊駅に関する貴重な資料だと分かりましたが現存するものが、この一部しかありませんので袖ケ浦市郷土博物館にて委託保管していただいております。
小湊鉄道線 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B9%8A%E9%89%84%E9%81%93%E7%B7%9A
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※ご注意
いつも書いておりますが私は地元の近現代史の観光資料を集めて博物館へ寄贈して後世に残す事を目的に資料集めをしており鉄道の知識はほぼありませんので詳しくお知りなりたい方はリンク先をご覧下さいね。
動画内に誤字脱字があるかもしれないです暖かい心でご覧下さいね。
