少し前から気になっていたニュースの1つがこれでした。

アメリカンピットブルが行方不明って・・・

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警察の方々も一生懸命探してくださっているようだけど

いざ対面した時はどうやってペットブルを捕獲するのかしら?と気になっていたしろくまでした。

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実際しろくまの病院でももしもピットブルに出会ったら目を合わせてもいいのかしら?

背中を向けて走り出したりすると逆に刺激をするのかしら?

とか気になってお話をしていました。

 

そしてこんなにカラダの大きなワンちゃんが2頭もうろうろとしてて目撃情報もないモノかしら?

と思っていたら昨日になって急に目撃情報が相次いだようで

無事に確保されたとのニュースが流れていました(`・ω・´)ゞ

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6月8かの午後8時半ごろに飼い主さんの車から逃げ出したピットブルたちでしたが

昨日13日の午後6時半ごろにカラダの大きなオスが発見された模様。

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こうして写真で見るととても愛らしいわんちゃんで

発見した方も水やえさを与えてみられたようでしたが

とてもおとなしくてしかもお腹が空いていたようでがつがつと食べた後は眠ってしまったとのことでした。

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もう一匹のメスはオスの発見場所から1kmほど離れたところで発見されたようですが

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結局水飲み場でお座りしているところに飼い主さんの口笛に気が付いて自ら近寄って確保された模様。

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この6日間付近の住民の方々も不安だったことと思いますが

大きな事故もなく無事に2頭が捕獲されてよかったなと思いました。

そしてワンちゃんはどうなるのかしら?と、気になっていましたが

無事に2頭は飼い主のもとにかえされたようです('ω')ノ

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今回は誰にも被害が出なくて本当によかったなと思いました。

 

余談

 

しろくまの病院にもアメリカンピットブルの患者さんがおられて

しっかりとしつけをされているのでしろくまも安心して全身くまなく診察をさせていただいていますが

診察を終えて待合室に出られた時に、待合室でピットブルの姿を見られた別の患者さんはたいがい驚かれて

「あんな大きな犬怖ないん?」と尋ねられることが多いですが

それはちゃんとしつけをされているピットブルであることを知っているから怖くないだけで

街中で素性を知らない大型犬を見かけた時はもちろん怖いと思います。

とか言いつつも代診時代は何も考えずに大型犬にふわっと触ってしまう癖があったしろくま。

よく隣の部屋で診察をしていた先輩に助けていただいた後にこっぴどく注意を受けたものでした。

 

そしてその病院では「土佐犬の診察はしません」という貼り紙があったので

その理由を尋ねてみると

昔、待合室でちゃんとしつけができていない土佐犬が

他のワンちゃんを次々に咬んでしまったという事故があったからなんだそうです。

その時に命を落としたワンちゃんもいたそうで

その後は2度と土佐犬は病院内では診察をしないということになっていたんだそうです。

 

でも、近くにたくさんの土佐犬を飼っていたおうち?があり

待合室には入らないようにと言うことで往診で対応していたようでした。

しろくまが働き始めてて1か月足らずでまだ往診もひとりでは行けずに先輩と同行してもらえる頃に

そこにフィラリア検査の往診に連れていかれました(; ・`д・´)

しろくまは学生時代は病理学教室で採血とかしたこともなく

しかもまだまだ診察はおろか採血も上手とは言えない状態だったので

どんなお手伝いをするのかしら?と思いながらついていくと

○○組という看板がある大きな敷地の中に大量の土佐犬たちが(ー_ー)!!

土佐犬のお世話係の人が1匹ずつ連れてきてくださって

先輩が「わしが保定するから先生が採血して!」と言われて

「えっ?しろくまが採血をするの?」といたく驚いた思い出(; ・`д・´)

お世話係の方もじっと採血するところを見ておられるので異常に緊張する中

「大丈夫、血管も太いから失敗せえへんから!」とか言われながら順番に採血をするしろくまでした。

とはいえ、割と小柄の先輩だったのでしろくまが噛まれないように

採血側の腕と頭を動かないようにするのが精一杯だったので

反対側の前足で頭を押さえつけられるしろくま

さらには上から大量の涎をかけられながらも

なんとか無事に1頭も失敗することなく採血できたしろくまでした(ノД`)・゜・。

当時は診察室で採血ができなさそうと思えばバックヤードに連れて行って

誰か手が空いてる先輩にお願いするのが当たり前になっていたしろくまでしたが

しろくま以外誰もいない状態でしかも初見でちょっと怖いと思っている飼い主の前で

大型犬10頭以上の採血をしたのはしろくまにとってはものすごく貴重な経験になりました。

その後、何度もそのおうち?組?には呼ばれるようになって往診にお伺いしましたが

慣れてくると担当の方もわんちゃんもとてもひとなつっこいかんじで優しかったです(#^.^#)

 

 

余談の余談

 

その後、しろくまが代診時代の病院を卒業してしばらくした頃

新聞でその土佐犬が脱走をしたのか人を噛んだというニュースを目にしました。

さらにその後しばらくして○○組もなくなったという噂を小耳にはさみましたが

大量の土佐犬とお世話係の人はどうなったのかなと思うしろくまでした。