今年最初の観劇は梅芸で「LUPIN」でした! | 白い風のブログ

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主に宝塚中心の観劇日記です。
その他に読書感想も載せてますが、最近は令和になって始めた御朱印日記が増えたかも!?(笑)

今年最初の観劇は梅田芸術劇場メインホールで「LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」を観てきました!

 


楽しい公演でよかったよ!
まずは主な配役です。

アルセーヌ・ルパン・・・古川雄大
クラリス・デティーグ・・・真彩希帆
カリオストロ伯爵夫人・・・真風涼帆(柚希礼音)
ボーマニャン・・・立石俊樹(黒羽麻璃央)
イジドール・ボートルレ・・・加藤清史郎
ガルマーニ警部・・・勝矢
シャーロックホームズ・・・小西遼生
ゴドフロワ・デティーグ・・・宮川浩


Wキャストのカリオストロ伯爵夫人は柚希さんと真風さん
どちらも興味があったけど1回しか観れなかったから退団直後の真風さんを選びました。
公演自体は面白かったのでもし再演があって柚希さんが出演されていたら観てみたいな。
同じくボーマニャンもWキャストだったけど梅芸は立石さんのみなので悩む心配なし(笑)

主人公がアルセーヌ・ルパンだから盗みが大きなウエイトを占めるけどこのお芝居のメインはクラリスとの恋愛だったね。
お宝は個人の持ち物ではなくテンプル騎士団の財宝!!
トレジャーハンターの要素なんだけどそれを見つけるために色々盗みもすることになるんだけどね。
謎の多いルパンなんだけど彼の家族&幼少期のことも語られ人物像がわかり易かったからよりクラリスとの恋愛話が深くなっていたね。
その点が優しげな雰囲気を醸し出す古川ルパンにピッタシだった気がするな!





真彩さん演じるヒロインのクラリスはまるで宝塚の舞台を観ているかのような王道可愛いお嬢様(笑)
クラリスと云う名前を聞くとアニメ「ルパン三世 カリオストロの城」のヒロイン・クラリスを思い出すけどアニメの方がしっかり者だった(笑)
女性参政権運動もするけどやっぱりお嬢様、活動よりボーマニャンとの政略結婚を避けるためにルパンと逃げ回っている感があったな。
別に一目惚れもいいんだけど、簡単に男について行っちゃ駄目だろ!
でも真彩クラリスの笑顔が可愛いから許す!(笑)
宝塚と違って外部の作品のヒロインは強い女性や薄幸な女性は多いけど珍しく今回のクラリスは幸せいっぱいの笑顔の多い女性でしたね。
うん、今年はほっこり気分でスタートできました‼

立石さん演じるボーマニャンは典型的な敵役(ヒール)。
ヒロインクラリスと結婚したくて父親ゴドフロワに多額のお金を貸して借金のかたに「娘をよこせ!」と。
それにかげではルパン同様テンプル騎士団の隠された財宝探しに必死!!
敵役は悪ければ悪いほど舞台は盛り上がるもんね(笑)

清史郎くん(さん?)演じるボートルレはルパンの正体を探る高校生探偵(コナン?(笑))
警察がだらしないから結構美味しい役だったな。
そのダメダメ警察を率いるのがガニマール警部(勝矢)。
ルパンを取り逃がして記者からも非難されるけど決して諦めないので意外と出番はあったかな?

ルパンと云えばシャーロックホームズなんだけど、今回のシャーロックホームズは微妙だったな。
正義の味方というよりヒールギリギリの役だったからね。


副題にも名前があるカリオストロ伯爵夫人。
謎の女性でしたね。
最初の登場も伯爵姿で100%宝塚男役トップスター!!
私の観たのは真風さんだったけどカッコよかったね。
当然本当は伯爵夫人なのでドレス姿もあり綺麗だったよ!
ミステリアスな役だったから男性も女性も演じていて面白かったよ!!

この作品は小池先生の脚本・演出です。
明るい作品だし曲も良かったので大劇場でもやってくれないかな?
ただ今回の「LUPIN」の上演時間は休憩の30分を含め3時間10分。
もし宝塚で上演するならラストにフィナーレも必要だから20分以上はカットしなきゃならないね。
そう考えると難しいかもね。

でも、作品的には楽しいし、音楽も良かったから絶対再演はあると思う。
その時も同じメンバーなのかな?それとも新メンバーが加わるのかな?