昨日、宝塚大劇場で宙組「Never Say Goodbye」を観てきました! | 白い風のブログ

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主に宝塚中心の観劇日記です。
その他に読書感想も載せてますが、最近は令和になって始めた御朱印日記が増えたかも!?(笑)

昨日、やっと宙組「Never Say Goodbye ーある愛の軌跡ー」を観れました!

 


大劇場、いや宝塚観劇は1月の「今夜、ロマンス劇場で」以来だからほぼ50日ぶりの観劇だよ。
(御園座も宙組前半チケットも持っていたのに・・・)
やっぱり宝塚はいいね(笑)
まずは主な配役です(カッコ内は初演メンバー)

ジョルジュ・マルロー<世界的フォトグラファー>・・・真風涼帆和央ようか
キャサリン・マクレガー<新進気鋭の劇作家>・・・潤花花總まり

*センチュリア・オリンピアーダ(スペインの民兵組織)
ヴィセント・ロメロ<闘牛士・ジョルジュの親友>・・・芹香斗亜(大和悠河)
テレサ<ヴィセントの恋人>・・・水音志保(美羽あさひ)
マックス・ヴァン・ディック<オランダのレスリング選手>・・・紫藤りゅう(寿つかさ)
ビル・グラント<イギリスの高飛びの選手>・・・瑠風輝(悠未ひろ)
ナセール<アルジェリアのボクシング選手>・・・優希しおん(和涼華)
ビョルン<スゥエーデンのフェンシング選手>・・・鷹翔千空(十輝いりす)
ハンス<ノルウェーのフェンシング選手>・・・風色日向(七帆ひかる)
タリック<モロッコのボクシング選手>・・・亜音有星(早霧せいな)
アニータ<占い師>・・・瀬戸花まり(毬穂えりな)

*人民戦線等(スペイン共和国・バルセロナ)
フランシスコ・アギラール<PSUCの幹部>・・・桜木みなと(遼河はるひ)
コマロフ<ソビエト諜報員>・・・夏美よう(磯野千尋)
パオロ・カレラス<ラジオのプロデューサー>・・・松風輝(美郷真也)
市長・・・若翔りつ(風莉じん)
ラ・パッショナリア<女性闘士>・・・留依蒔世(和音美桜)
アルフォンゾ・リベラ<統一労働者党>・・・澄風なぎ(天羽珠紀)

*アメリカ(ハリウッド)
マーク・スタイン<映画プロデューサー>・・・寿つかさ(立ともみ)
エレン・パーカー<ハリウッド女優>・・・天彩峰里(紫城るい)
ピーター・キャラウェイ<シナリオ・ライター>・・・春瀬央季(初嶺麿代)
ベティ<〃>・・・小春乃さよ(鈴奈沙也)

*約70年後のスペインのオリーブの丘
ペギー・マクレガー<キャサリンの孫>・・・潤花花總まり
エリンケ・ロメロ<ヴィセントの孫>・・・奈央麗斗(凪七瑠海)



まずは観ることができて本当に良かった!!
この公演は2006年の宙組タカハナのサヨナラ公演で、大劇場だけで10回以上も観た公演(笑)
思い出深い作品ですね。
当時はただただ泣きながら観てました(笑)
今回もジョルジュがアニータに占ってもらうシーンでチョビっと涙が・・・結末を知っているからね。
この作品はご贔屓のサヨナラ公演云々を抜きにしても好きな作品です。
民衆が集まってのコーラスシーンが多くて迫力があるから。
それは今回も満喫できました。
当時は”コーラスの宙組”と言われていたけど復活の予感だよ!

初演は大劇場で3~5月公演で第92期のお披露目公演でしたね。
92期と言えば真風涼帆・松風輝・蘭乃はな・すみれ乃麗さん達が。
当たり前だけど”ロケット”で観たはずだけど全く印象にないな(爆)
その真風さんが主演でこの公演をされるなんて誰が想像しただろうね。
主演の真風さん潤花さんタカハナとは違った魅力で良かったと思うな。
そもそも初演がトップのサヨナラ公演だから見せ場は十分にあるしね(笑)
ただ潤花さんの衣装が地味になった気がする・・・何故なんだろう??
(同じじゃないよね?気のせい??)
当時怪我明けだった和央さんのジョルジュから真風ジョルジュになってもっとダンスシーンが増えるのかな?と想像していたけどよく考えたらジョルジュは写真を撮るだけで動き回るキャラじゃなかったね。
それでもラストの戦闘シーンやフィナーレナンバーは動きが派手になった気がするね。

2番手の芹香さんは銀橋をソロで歌うシーンが増えたのは嬉しい変化だね。
役柄的にはヒール役のアギラールの方が美味しい役だけにこのプラスは大きいね。

初演では遼河さんが演じられたPSUCの幹部アギラール・・・本当に悪い奴だね(笑)
言いなりにならない女性(キャサリン)を薬で自分の物にしようなんて最低!
そんな悪い奴を桜木さんが上手く演じてましたね。
キャサリンへの執着がより濃く見えましたよ。

この作品は政治色や戦闘シーンが多く、あまり女性(娘役)の見せ場が少ない作品。
その中でもハリウッドの有名女優エレン・パーカーを演じた天彩さんは印象に残る演技をされてましたね。
また初演では和音さんが演じたバルセロナの女性闘士を今回は留依さんが演じられたました。
パワーのある歌うシーンが見せ場だけに他の娘役さんでなく留依さんになったのかな?

若手男役は民兵組織”センチュリア・オリンピア-ダ”に集結。
1回じゃそれぞれの演技に注目するのは難しいね。
その中ではモロッコのボクシング選手タリックを演じた亜音さんが仲間から離れようとする場面もあり見つけやすかったかもね。

舞台は1936年のスペイン・バルセロナがメイン。
1936年開催のドイツ・ベルリンオリンピックに対抗してバルセロナで行われる”オリンピア-ダ・ポピュラール(人民オリンピック)”が出てきます。
(人民オリンピックは内戦により中止になっちゃうけど・・・)
宝塚ではジョルジュやヴィンセントが支持する民兵組織(自由主義)とソ連の援助を受けるPSUC(統一社会党)の対立がメインだけど本当の敵はフランコ将軍率いる反乱軍なんだよね。
(科白の中では反乱軍のことは出てきますが、舞台上では出てきません)
反乱軍(ファシズム)⇔PSUC(社会主義)⇔民兵組織(自由主義)と三者三様で対立でややこしいね。
オリンピック期間中での内戦(戦闘)・・・今のウクライナ状況を頭に浮かばない方は居ないと思う。
80年以上経っても世界はなかなか変わらないってことだね。
そう思うと残念で寂しいな。


終演後の晩御飯は最近よく行く”PUBLIC KITCHEN cafe 宝塚店”に。

 

 

美味しゅうございました!