弐号機のメンテ | 白い街

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以前の記事で、弐号機(SCHECTER)より参号機(Fender)のほうがスラップしやすい、という事を書いた事があるのだけれど

それはYouTubeで「Fenderのプレベのデザインは昔からほとんど変わっていないけど実はスラップしやすい」という事を聞いていたので、そういうものだと思っていた。

がしかし、弾いていて「こんなに差があるものなのか?」という疑問を拭いきれなかった。

 

で、弐号機を買ったのは2020年なのでもう丸4年経ってるし、その間は自分でメンテをしていてプロのメンテに出した事が無かったし

それは駄目だよな、って思ったのでネットでベースのメンテをしてくれる店を探して電話して

弐号機を担いてメンテに行ってきました。

 

 

SCHECTERのギグバッグの中には

もちろん弐号機

 

 

にしても重いし(T_T)

 

天気が怪しすぎるし

 

 

この場所で写真を撮ったのは

後ろのお洒落なお店の名前が

 

 

だったから👍️

ちなみに、ベースのメンテの店とは一切関係ないです。

 

 

で、楽器店に到着して

「電話でお話させて頂いたのですが、ネックの調整、弦高調整、オクターブ調整、フレットの点検、電装系の点検という感じでメンテを。弦は1月1日から交換していないので弦交換もお願いします。あと何か気になる箇所があれば調整して下さいm(_ _)m」

と伝えて、そして色々と問診のような質疑の後に弐号機を預けた。

終わったら電話で知らせます、という事なので近所で時間つぶし…なのだけれどめっちゃ待ち時間が長かった💦

 

ここからは余談も混じえながら

ギグバッグを見た店員さんが「中身もSCHECTERですか?」と聞いてこられたので

「はい、SCHECTERです」と応えると

「SCHECTERのギターは扱った事があるけどベースは初めてです」と言っていた。

まあSCHECTERと言えばギターだよね、普通は。

俺はどのメーカーがどんな感じって事に詳しくなくて「小さなパーツまで全て真っ黒なのがカッコいい!」って思ってこのベースを買ったので、言わばジャケ買いのようなもの。

ただ、それは大事な事だと思ってます👍️

 

あ、大事な事を1つ

店員さんはSCHECTERのベースを初めてメンテするという事で鬱陶しそうにしたのでは無くて、むしろ逆な感じでニコやかだったのは俺としても嬉しかったです。

 

メンテが終わった後に店員さんが試奏してチェックされるのだけれど、レフティーのベースを右に持って器用に弾いていた。

で、演奏が上手くて流石は店員さんだなって思った。

いいアンプに繋いでの試奏で、店内に響き渡るぐらいの音量での演奏だったので

「このアンプ、いい音しますね」

って伝えると、初めてのSCHECTERのメンテって事もあってか、けっこう長い試奏をされて2人でニタニタしてた(笑)

俺もこんなふうに弾けたらな、って思ったんだけど

その後に

「はい(^^)」って弐号機を渡されて、今度は俺の試奏の番でそれはチェックとして当然の事なのだけど

いや…店員さんの試奏の後に俺って地獄じゃん(笑)

なので「アンプは(繋がなくて)いいです」と応えて試奏した💦

 

 

で、メンテ後の弐号機の備忘録

ネックは順反りでした💦

なので真っ直ぐに調整。

フレットの減りは全く問題なし。

オクターブ調整に関して弐号機はかなり変わった構造なので細かな調整はメーカーに出すかカスタムビルドしている店に出すしか無いのだけれど、ややこしい構造ゆえになのかオクターブも全く問題なしだった。

 

弦高は、メンテ前の質疑みたいな感じで「どのような演奏されますか?」と聞かれたので

「最近からスラップを初めたのですが、もう1本のFenderと比べてこちらのベースの方が鳴りが良くなくて」

と伝えてあったのでスラップに合わせた弦高にしてもらった。

具体的には、1弦はプルの鳴りがよくなるように低めで。

2弦も少しだけ低め。

3弦は標準で、4弦はほんの少しだけ高め。

4弦は強くサムピングするとフレットにバチバチ当たるので、綺麗に鳴るようにとの事だった。

電装系は、ブレンダーに少しガリが出始めている感じがするけど今のところ大丈夫、ガリを感じるようになったらまた持ってきて下さいとの事。

 

弦は死んではなかったけどスラップを弾くなら新品の弦のほうが綺羅びやかでいいので交換してもらった。

ただ、今まで張っていた弦はブルース等を弾く時にはいい感じだと思うのでまた使えるように残しました、という事で古い弦はお土産にしてもらった(笑)

今まで張っていた弦はD'Addarioだったので今回もD'Addario。

弦だけで3500円也。

 

指板はほんの少しだけど割れが始まっていて、それは俺も気になっていた部分だった。

「手入れはどうされていますか?」

と聞かれたので

「レモンオイルを使っています」

と答えたら

「それもいいのですがオススメはF-ONEオイルです。少々お高いですが」

とまるでレーシングカーのオイルのような名前のオイルをオススメされた。

大事なベースのためなので購入。

 

 

大きさの比較のために使い捨てライターと並べて撮影。

この大きさで1650円也。

 

で、メンテ&弦&オイルの合計は1万円で少しだけお釣りがくる感じだったけど

試奏して感じたのは

めっちゃ演奏しやすくなっていたという事。

スラップはプルもサムピングも弾きやすくなったのはもちろんの事で、指弾きもしやすくなっていた。

やっぱプロのメンテは違うわ。

なのでこの料金は良心的に感じるぐらい。

 

店員さんが「今度はFenderも見せて下さいね」と言ってくれて

それは商売としての言葉だと思うけど

弐号機をしっかり診てくれて、調整してくれて、対応も丁寧で楽しく会話できたので

「次はFenderもお願いします(^^)」

と笑顔で店を後にする事ができました。