木下街道は、白井市根で国道16号と交差します。

ここの交差点には歩道橋がかかり、ブログ管理人の記憶では、かつては交差点名が「白井市根」でしたが、現在は「白井市白井」となっています。

なお、ブログ管理人の自宅は国道16号から50m位しか離れていませんので、国道16号を行き交う様々な車を見ることは日常生活の一つになっています。

 

国道16号は環状に巡る国道で、神奈川県横浜市西区が起点と終点になっています。神奈川県から東京都、東京都から埼玉県、埼玉県から千葉県へと1都3県を横断し、総距離は334.3kmにも及ぶといいます。この国道の面白いところは、環状に路線が設定されているため陸上部分と海上部分があることで、千葉県富津市の富津岬から神奈川県横須賀市の間は、距離にして約5㎞ですが、東京湾の上が国道となっています。ここが海上区間です。

国道16号が現在のような環状の路線となったのは、昭和38(1963)年に一級国道16号(横浜‐横須賀間)に、二級国道129号東京環状線(横浜市ー千葉市間)が統合され、起点・終点が共に横浜市となったことによるそうです。

千葉県内は埼玉県境の野田市から神奈川県横須賀市の対岸に位置する富津市の間までで総距離114.6㎞となります。

 

国道16号の千葉県内の全線が開通したのは昭和49(1974)年ですが、実は、最も新しく開通した区間が白井市の白井交差点から県道白井流山線が交差する交差点(印西警察署白井交番傍、交差点名無し?)の間です。

この区間が未開通の期間は、千葉市方面から柏市方面に行く場合、白井交差点を右折して一度木下街道へ入り、山口屋商店前のT字路を左折して県道白井流山線を走り、既に開通していた区間に合流して柏市方面に向いました。この区間は片側1車線でしたので、渋滞も酷かったのではないでしょうか。

千葉県内が全線開通してから約半世紀が過ぎました。既に歴史の一コマです。現在、千葉県内では、慢性的な渋滞解消を目的とした、野田市と印西市の間を結ぶ「千葉北西連絡道路」の新設について、周辺自治体から国土交通省要望が出されています。

国道16号(千葉市方面、白井交差点の歩道橋上より)

 

国道16号(野田市方面、白井交差点の歩道橋上より)