年明け早々大きな災害や事故が続き、

ニュースに接するたびに気力が吸い取られていくようだった。

ポジティブ思考の自分であるがさすがに得体のしれぬ不安感に襲われる。

気分を変えねばと思って録画データの整理を始めると、

しょっぱなに坂本花織選手のGPFフリー演技のプレビューが流れ出した。

急いで再生ボタンを押す。

 

ああ、こんなだったなあ~となにげに見始めたが

やがてみぞおち辺りに力が戻ってきて身体がしゃんとしてきた。

続けて全日本のフリーを見て平常心の自分に完全復帰!

タナトスに対するエロス、生きる渇望、

という風に坂本選手の演技を表現した方がいらっしゃったが、

まさにそれに触れた自分の生命力が元気を取り戻したかのようだった。

坂本花織、畏るべし!

みんなが認めるジャンプやスピードの迫力は

数値化もできる事実だが、それを可能にしているのは

彼女自身の生命力のパワーであり、

我々が感じている迫力とはそのオーラなのだろう。

天から与えられた才能ともいえるパワーと思うが

それを体現して我々に見せ続けることへの強靭な精神力と日々の努力には

アスリートとしての彼女に深い敬意をこめた感謝を届けたい、

そう感じた年初めである。

 

生きる姿勢、スケートに懸ける姿勢の美しさと強さによって

自らの生命力を高めた三原舞依選手キラキラ

ロングサイドをハイスピードで反対側へ向かう後姿が

付いていらっしゃい、向かう先に幸せがあるのだから、

と語っているようで涙をこらえきれないあの滑り、

「戦場のメリークリスマス」のあの場面は心に焼き付いて

たぶん生涯忘れることはない。

そして今季見せてくれているアスリート魂。

揺るぎない芯の強さを持つ選手のファンであることが

昨季以上に誇らしく幸せである。

かおちゃんの迫力がみぞおちに力を入れてくれたところへ

舞依さんの毅然さが背筋を伸ばすように手を差し伸べてくれる。

かおまいファンというのはほんとうに果報者である。

 

さて、自分が勝手にかおまいの弟分だと思っている駿君。

Moiの番宣らしき卍ボーイズ3名の動画はなかなか興味深かった。

場馴れしているだろうと進行責任を託された感でちょっと緊張の鍵山選手、

一応年下だしこの場はオーラを消しておこうとの決意で少し硬くなってる三浦選手、

その真ん中でウシシ

言われた仕事はちゃんとやらせていただきます、

という鷹揚な風情と(王子ではなく)皇子の雰囲気を漂わせつつ微笑む佐藤選手キラキラ

進行のアナウンサーへの目線が柔らかく涼しげでまさにジェントルマン!

イケメンすぎるウシシ

そしてかっこいいのに笑っちゃう微妙なスキがあるとこが

おばさんファンにはたまらん爆  笑

 

北京OP代表選考会となった全日本2021で

坂本選手フリー演技の迫力に

翌日の男子フリーを見るまでもなく、

「迫力で坂本選手に勝てる男子スケーターはいない」

と確信した記憶はまだ新しく、

2年が経った今も同じように感じている。

 

男子スケーターから感じる迫力には

武器を持つ戦士の闘志のようなものを自分は感じるのだが

坂本選手の迫力は、

見えない敵に素手で立ち向かう信念のようなものかもしれない。

 

どのようなスケーターの迫力がより強く印象に残るかというのは

観る者の性別とか性格によると思うので

あくまでも自分が最強と感じたのが坂本選手だということである。

念のため。

 

ここで言いたいのは、佐藤駿選手は

多くの男子スケーターが見せる闘志だけでなく、

そこに坂本選手と三原選手の迫力を足したものを

3で割ったような独自の迫力オーラを生成していくような

そんなスケーターになるんじゃないだろうか? 

という妄想である。

ワールドワイドで、

過去のどのスケーターにも見られなかった

独自のものを佐藤選手は編み出してくれる気がする。

 

インカレ欠場を余儀なくされた体調不良は

おせち料理のエビをうっかり口にしてしまったせいにちがいない真顔

とか思って心配を回避中パンダ

これからのシーズン後半、

そしてちょっと気が早いけれど来シーズンの

安心、安全、安定を祈りつつ、

元気なイケメンぶりを今年もじーっくり楽しませていただきますハート

 

エームサービスさんのHPを見て思ったのだけれど

安心、安全、安定って目標、

半分はエームサービスさんからのパクリ?