佐藤駿選手動画のスロー再生にはまってしまって

数年前のものを探し出して見ている。

スローで見て美しいのは15歳(今回再生した一番古いもの)のときからだった。

もし生で観ていたら一目ぼれしていただろうと。

 

動画を探して見ていると

佐藤選手の軌跡を改めて追うことになって

シニアになる前年から数年間、

怪我をはじめ多くの乗り越えねばならない壁があったのだなと思った。

今思えば、

熱いファンになったきっかけのフィン杯2022のEX演技は

苦しい時期を乗り越えてファイナル出場を勝ち得るまでに

復帰できた喜びがあふれた演技だったにちがいなく、

そういった感情がのったスケーティングが自分の心を激しく打ったのだと思う。

 

勝負に勝って自分に負けていく、というアスリートがけっこういて

それを見聞きするにつけ残念に感じているが

どんなときも冷静に自分を見つめ、

直向きに自分と戦う姿勢を崩さぬ佐藤選手に

アスリートとして人としての強さをひしひしと感じている。

(氷にのった)駿(の強さ)は怖い。普段はかわいい大学生なのに・・・。」

という三浦佳生選手の言葉は、

互いに子供の時から身近に知っているだけに

佐藤選手の内に秘めた強さの本物度を語っていると思う。

 

フリーの四季の冬のパートは

この数年間の多くの壁を乗り越えてきた駿君の歩みを

シゼロン氏が振付に込めているように感じられてならない。

フィニッシュはその「冬」に勝った姿でポーズされている(よね?)。

体力、気力の限りに音楽とともに盛り上がるこのパートは

すでに魅力に溢れているが、その高まりのなかで

駿君自身の感情がスケーティングにのれば、

言葉を失うほどの感動を観客に与えるにちがいない、

というか自分などは感動のあまり気絶しそうである。

 

最後に駿君の牛若丸ジャンプキラキラ

 

ノーマル速度では「ひぇっ!!!

と思った瞬間に着地しているので

どう跳んでいるのかもうちょっと見られないか目

とスローでがん見していみたが

0.75の再生速度ではまだ目が点になって終わるアセアセ

0.5にしてみたら・・・

踏み切りから離氷の瞬間が速い、

というか瞬間すら無いようにみえるびっくりびっくりびっくり

踏み切りと同時にふわっと浮き上がるようで

 

五条大橋の牛若丸か!?

 

と思ったウシシ