【登山】地球最高峰に登るよ。 | シロネコアルク。

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15枚の写真につづる、旅の記憶。海外旅や山登り。

日本(2017年4月24日から)→中国→ベトナム→タイ→カンボジア→インドネシア→スリランカ→ヨルダン→エジプト→ギリシャ→ブルガリア→ルーマニア→ウクライナ→ポーランド→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド(スウェーデン)→イギリス→モロッコ→スペイン→ポルトガル→スペイン②→パラグアイ→アルゼンチン→チリ→アルゼンチン②→チリ②→ボリビア→ペルー→エクアドル→コロンビア(現在地・29ヵ国目)


4月28日現在。

引き続き、コロンビアのポパヤンに居ます。

本日、珈琲農園の町サレントへ移動します。

白い町ポパヤン、割と楽しかったです。
エクアドルよりもコスパよく外食も出来ますし。

昨日の朝食も外食。
白飯と白い食パンが同じ皿にのって出て来ました。
おもしろい。

今日も長〜いバス移動。
頑張るぞ!




今回はエクアドルでの

山登りの思い出です。

4月13日 ピチンチャ山 4697m
4月14日〜15日 コトパクシ山 5897m
4月19日〜20日 チンボラソ山 6234m

$1(米ドル)=105.5円



ロープウェイは2500mくらいから、3947mまで高度が上がるらしい。
これからの登山に向けて、高所順応がキトの街で出来ると言う事でやって来た。

ペルー・クスコで5200mのレインボーマウンテンに登ってからというもの、ガラパゴスで海抜0mにまで下って暮らしてきたので、体慣らしをしなければ。

ロープウェイは往復で外人価格$8.5。
いい値段してます。
片道18分かけてゆっくり登ります。



ロープウェイを降りたら、展望台には目もくれずに先を目指します。
すぐに登山道になっていて、4697mのピチンチャ山まで続いているんです。



後ろを振り返れば、立派な火山!
多分あれが明日登るコトパクシ山かな。

キトの街が、谷の中に果てしなく広がっている。
僕らが見て歩くのはほんの一部。
本当に大きな街だ。



ピチンチャ山頂 4697m

山頂までは2時間10分。
こんなもんかな。

頂上では15分の休憩だけ。
実はこの日、時間が無い。

翌日のコトパクシ山ツアーの申し込み締切は今日の15時まで。
それまでにツアー会社に行かなければ。
この登山の調子を見てから申し込むつもりだった。

帰りも急ぎ足で、車道に降り立ってからはタクシーを使った。
15時丁度、ツアー会社に到着。

身体の調子は問題無し。



コトパクシ山の駐車場は4500m。
暫く前に降り出した雨は、この高度では小雪になっていた。
宿泊する4864mの山小屋までここから1時間登る。

6名のツアー参加者は全て個人で申し込まれた多国籍なチーム。
アメリカ・カナダ・フランス・ベルギー・デンマーク・日本。
登山を趣味とした、経験者は僕だけのようでした。
そして僕が最年長でもあります。
ツアー料金$280。



コトパクシ山頂 5897m

23時起床。24時登山開始。
頂上には5:30。夜明け少し前だった。
団体を抜いた我々が一番乗り。

ここは活火山としては世界最高峰。
火口からガスが吹き上がる。

最後の大規模噴火は2015年。
暫く登山禁止だったが、再開されていて良かった。

長野県の浅間山ときたら、いったいいつ再開されるのか。



登山中に見上げた星空も見事だったが、キトの街が振り返る度に輝きを放っていた。

キトの果てしなく見えた広がりも、山の上なら形が分かる。



山頂でゆっくりした後、下山開始。
太陽を背に、コトパクシの影絵を見ながら下る。

これは登山歴16年の自分にとって、初めてのガイド登山。
登りも下りもペースが合わないし、ロープで繋がっていてカメラも自由に取り出せない。
窮屈だなぁ。

そんな中の休憩で、ミトングローブを片方落としてしまいます。
ゆっくりと滑り落ちて行くミトン。
ロープで繋がれた拾いに行けない自分の身体。

自前のだったら紐で腕と繋げとくのになぁ。
弁償代$20でした。。



登る時には暗くてよく見えなかった、クレパス帯を下って行く。

同行してくれたガイドにこの山何回登ったのか聞いたら、400回以上だとか。
頼りになるなぁ。

しかしメンバー6名の内、女性の2人は登頂ならなかった。



山小屋を後に、山を下る。

標高差1033m、登り5時間半、下り2時間半。
世界最高の活火山、コトパクシ登山。
余裕しゃくしゃく。次の山への練習登山なのでした。



コトパクシ登山の4日後。
チンボラソ山への個人ツアーが始まりました。$450。
コトパクシ山と違い人気が無い山で、他の参加者が一人も集まらずに高額なプライベートツアーとなってしまいました。

ガイドとマンツーマンとなり、自己紹介を済ませて最初の昼食時。
勝手の分からない僕を放って、注文を済ませたおじさんガイド。
とりあえず「この昼食はいくらのメニューまで?」と聞いてみたが、通訳にGoogle先生が登場。

英語、まあまあって言ってたのに‥



4800mの山小屋へは車で横付け。
到着するや、部屋に案内されると車中泊のガイドとはお別れ。
$30の節約らしい。

あるのかないのか分からない装備チェックは、自分から車中のガイドに見せに行った。

22時起床、23時出発。
出発前シャッターを押してもらおうとした山小屋の女性が、ポージングしたのでこんな写真になりました。



チンボラソ山頂 6234m

5:30。夜明け前の、真っ暗闇の中の頂上だった。
眠かった。こんなにコンディションの良くない山は初めてだ。
ここを逃すと使い道の無くなってしまう高山病薬を“もったいない”と使用したアホです。

山頂は二股になっている。
最初に登り詰めたのは、片方の34m低い方だ。
明るくなってから一番高い場所を探すつもりだった。
だが夜明けと共に見えてきたのは、深い雪。
そして現在地も不明になりかねないガスの中に我々は立っていた。

最高峰を探すガイドだが、ガスは晴れない。
我々は訳もなく、下山にかかる事を余儀なくされた。



後続の3人パーティーが登ってくる。
これでこの日の全ての登山者だ。
あちらは英語堪能なガイドで、良い感じ。。

しかし、前回以上にガイド登山とはかくも窮屈だった。
今回なんてマンツーマンなのに、自由は無かった。
先頭のガイドはゆっくり登ればよいものを、急ぎ登っては休憩を挟み、その不規則な休憩の長さにこちらの調子は完全に乱された。
長めの休憩がいつ入るのか分からない。
服装を調整したかったが、そのままズルズルと動き続け、右耳に一部軽い凍傷を残している。

しかも繋がったロープは常に張っていないといけない。
そんなに疲れてるならと、ロープを緩めて近づいていると激しく叱られる。スペイン語で。
滑落時の対衝撃策だと思うが、引っ張られるのはなんだかな。

そして登山靴も良い物が無く心配の種だったが、脛の痛みに耐え続ける辛い下降だった。

下山には4時間半掛かった。
登りと1時間しか違わないとは。



今旅の出発前、日本の図書館で大量のガイドブックや写真集を借りて旅の情報収集をしていた頃に発見した山、チンボラソなのでした。

世界の山の写真集に見つけたチンボラソ。
地球は赤道に膨らんでいて、中心から最も離れた地上がその山頂なんですと。

エベレストは海抜を基準にして世界一。
チンボラソは地球の核を基準にして世界一。その差は2kmにもなる。

つまり、宇宙に最も近い場所は、チンボラソ山頂なんです!


が、今回の登山で「地球一の頂き」に立てたと言えるのかどうか。
それは僕自身、正直よく分かりません。

僕の無事をキトの街で待っていてくれた妻は、登った事にして問題無しと言ってくれています。

34m高かった、ガスに覆われた白い世界の最高点。
独りだったら、と考えてしまう。
ガスが晴れるまで待っていたのかな。

チンボラソに再び登るつもりは無い。

とかく、元気に下山して妻の顔を早く見たいと思うしか無いのでした。

アメリカのデナリ(マッキンリー)山から66mの最高高度更新です。



これでエクアドルでやる事は全て終了。
新天地コロンビアへ向けて出発です。