ロタ島 事情 | 城取博幸のスーパーマーケット見聞録

城取博幸のスーパーマーケット見聞録

城取博幸が国内外のスーパーマーケットを回り、ヒットしそうな商品紹介を
して行きたいと思います。

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ロタ島へ出発

サイパン空港に着いて、チケットが取れない理由が分かる。


ロタ島には、フリーダムエアーの50人乗りの双発機がいつも就航していたが、その飛行機が修理中であるため、その代りがたったの8人乗りの双発機が現在就航してる。

その飛行機がサイパン→ロタ島→グアムに飛んでいるのだ。ローカルを優先しているので、観光客の人数は限られる。

ツアーなど企画できるはずがない。


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飛行機は古く、コックピットの計器は全てデジタル表示ではなくマニュアル表示。

朝便は4人のロコ(ローカル)と私の5人。すなわち、サイパン側からの観光客は私1人。

翌日は就航していないため、日帰りツアーとなる。


ベニヤ板を使った機内の造作も一昔前のものだ。デジタルに変えてしまうと修理ができるメカニックがいないのであろう。


古い車が走っている国は、飛行機もそれと同じく古いという共通点がある。


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サイパンからたった一人の観光客


飛行時間は約30分。飛行機を降りてもタクシーらしき車はない。周りの視線が気になる。

どうやってツアーに参加するのかと考えつつ、近くのレンタカーのカウンターの女性に「ロタリゾートに行きたい」と伝えると、携帯電話で連絡してくれた。


電話を代われと言うので、代わると女性の日本語で「宿泊予約はお受けしておりませんね」といわれるので、「宿泊はしませんが、観光ツアーには参加したい。」と伝えると、「迎えの車を回します」との返答。これで一安心。

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王様ツアー

ロタ・リゾート&カントリークラブは、かつては日本資本であったが、現在は韓国資本が経営しているロタ最大の18ホールのゴルフ場を持つリゾートホテル。


ホテルに到着すると、日本人の女性(佐藤さん)が「おしぼりを持って出迎えしてくれた」

「本当は一泊したいのですが、翌日のフライトがないため、夕方の飛行機でサイパンに帰ります。それまで島内ツアーを企画していただけませんか」とお願いする。


他に客やゴルファーらしき人は1人も見かけない。大型機の修理で、ロタまで来ることができずキャンセルが相次いでいるらしい。

どうも、今日は私がリゾートを1人借り切った「王様ツアー」のようだ。

ラッキーである。苦労した界があった。


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ツアー企画を組んでもらう。

島内の観光地や戦争時代の遺産を見るツアー。昼食付きで81ドル。

まず、昼食を取ってそれから出発、勿論レストランは貸し切りである。


ロタの観光地

スイミングホール

まず、ロタへ行ったら誰もが訪れるスイミングホール。岩礁がせき止め、海水と淡水とがまじりあった天然のプール。


城取博幸のスーパーマーケット見聞録 ロタ島は、山からの天然の伏流水が湧きでていて、水道の水がそのまま飲める。バラジウム水など、水を詰めているメーカーが2社ある。


製糖工場跡地

日本統治時代に、砂糖王と呼ばれた「南洋興発」の社長「松江春次」が建設した製糖工場跡地。

レンガ造りの工場とサトウキビを運んだ機関車が残っている。だんだんと風化しているが、見る価値あり。


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TOUKYO EN


一泊できたら、訪れようと思っていた日本食レストラン。

外観は日本の居酒屋そのもの。


マサコさんハウス


テレビでよく特集されている、自給自足に挑戦している日本人夫婦が住んでいる住宅。

右側が畑になっている。


ガイドの話によると、マサコさんは釣りが趣味で、城取博幸のスーパーマーケット見聞録
毎日釣りに出かけているらしい。

もし、釣りをしていたら少しでもお話ができるかと探したが、海岸にはいなかった。


釣れる魚はアジが多いようである。マサコさんは「アジのたたき」「アジフライ」「アジの南蛮漬け」などを食しているのか。


千本ヤシ林

第二次世界大戦後にアメリカ政府が植えたもので、ヤシの実は自由に持ち帰れる。

近くには、「フルーツコウモリ」の生息地もある。


ロタ島の珍味

「フルーツコウモリ」地元の人は昔から食べているが、現在は捕獲禁止になっている。そのままスープにするらしい。

「野生のやぎ」地元では「チカ」と呼んでいる。かつてスペイン人が島に持ち込んだものが野生化した。日本では奄美地方で食べられている。

「ヤシ蟹」 雑食であるため、捕まえて1週間くらいヤシの実だけを食べさせるといおしくなるらしい。


観光、スーパーマーケット、戦争跡の見学と意外と忙しい、海で泳ぐ時間などない。