童話に描かれるオオカミと史実について③人狼ゲームは現実にあった? ”人間オオカミ裁判”とは?! | 白鴉(shiroa)のビバラムービー

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『赤ずきん』のオオカミの正体は、娘を誘惑する男でした。

 

しろあです。

 

ペローの教訓を読むだけでは、それは現在にもそのままあてはまる話で、

なんか妙に笑えるところがあるんですけど。

 

 こと、中世においては笑えない話でした。

 

少女たち、とくに貧しい家の娘たちは守ってもらえなかったのでしょうね。

変質者にさらわれ襲われるという事件はざらにあったようです。

そういう事件から『赤ずきん』は子供たちの注意喚起に語られるようになったのでしょう。

 

痛ましい事件はそのまま放っておくわけにもいきません。

そこで当時では ”オオカミ人間裁判” というものが行われていました。

 

 変質者は ”オオカミ” として捕まり、処刑されるのです。

 

中世の魔女審判は有名ですが、なぜに女性ばかり理不尽なと思ってましたが、

男もこうして罰せられてたんですね。

”人狼ゲーム” が人気ですが、ファンタジーから生まれたものだと思ってましたが、

こうして人類史を紐解くと、実際にあったことだったと知り驚きです。

 

さて。刑罰ですが。

 

 男の腹を裂いて、そこに石を詰めて縫う。

 その後は崖から落として……の死刑だったかどうかまでは詳しく知りませんが。

 

まるでどこかで聞いた話ですね。

童話『オオカミと7匹のこやぎ』です。

 

童話の中で語られた処刑方法が12世紀に実際に ”人に対して” 行われていた。

童話はそんな過去も現代に伝えているのですね。