いまさらドラゴンボール⑤ピッコロ大魔王、世界の王になる | 白鴉(shiroa)のビバラムービー

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引き続きドラゴンボールの話。

 

しろあです。

 

続いてはピッコロ大魔王登場。

ピッコロ大魔王が王になり、人間を滅ぼそうとする話です。

コミックスでは12~14巻で描かれます。……こう見ると短いエピソードなんですよね。

 

天下一武闘会が終わった直後、事件が起きます。

クリリンが殺され、悟空のもつドラゴンボールと天下一武闘会の選手名簿が盗まれます。

 

!、ここにきて主要キャラが殺されるという衝撃的な展開。

これまでのコミカル路線からは一変、強大な強さを持つピッコロ大魔王の復活により、

悟空たちの戦いは一気に世界の存亡を賭けた戦いに発展します。

 

ピッコロはピラフ一味により復活。

年老いており力を失っているため、ドラゴンボールを集めてシェンロンに

”若さを取り戻させてくれ” と願おうとしてます。

力を取り戻した暁には世界の王から王座を奪い、自分が王になり世界征服を為すことが目的。

 

 すでに魔王、しかも大魔王なんですけど。

 それが普通の王になろうとする、というのはなんか違和感がありますが、それも鳥山流のギャグなのでしょう。

 

それを阻止するために悟空は戦いを挑みますが、天下一武闘会の激戦後、疲れのとれない状態での戦いで敗北。

死んだかに思われてたが生きていて、ヤジロベーが作っていた焼き魚を奪って体力を回復させます。

怒ったヤジロベーとの闘いになりますが、意外と強い。ヤジロベーってこんなに強かったっけ?

ってくらい強い。

立ち位置としてはクリリンに近く、彼のお陰でシリアスな中にほっこりギャグを生まれます。

 

悟空が死んだと思った亀仙人たちは、天津飯を引き連れピッコロと対決。

ピッコロの集めたドラゴンボールと、自分たちで集めたドラゴンボールを合わせてシェンロンを呼び出し、

”ピッコロをやっつけて”と願う作戦。

亀仙人たちはあっという間にドラゴンボールを5つ集めてピッコロを誘き寄せます。

 

ピッコロと対峙した亀仙人たち。

ピッコロからドラゴンボールを奪う予定でしたが、ピッコロは自分が持ってる2つを飲みこみこの作戦は失敗。

作戦変更を余儀なくされます。

そこで亀仙人は命がけでマフウバを行い、ピッコロを封印しようとするのですが失敗。

亀仙人は死にます。

 

ドラゴンボールを7つ集めたピッコロはシェンロンを呼び出し願いを言おうとしますが、

天津飯とチャオズはピッコロが願う前にこちらが願いを言ってやっつけようとするのですが!

チャオズが殺されこれも失敗。

ピッコロの願いは果たされ若返り、強大な力を取り戻します。

しかも再びドラゴンボールを集めて自分を脅かすものが出ないよう、シェンロンも殺してしまう。

 

 なんかこの展開だけ見てると、主要キャラは死ぬ。世界は存亡の危機、

 シェンロンも死にドラゴンボールが無くなるとなると……

 

 物語を締めくくろうとしていた感じがありありとしてきますね。

 

ピッコロは世界征服に乗り出し、あっさり王都を襲撃。

王座を奪い、テレビを使って全世界に「これからの王は俺だ」と宣言。

世界には43くらいのエリアがあるらしいんですが、

「毎年1つずつ消していく」というまったく政治にならない政策を発表。

人間はおびえます。

 

と、そこへ! カリン塔で修行……の代わりに超神水を飲んでものすごく強くなった悟空がやってきて、

ピッコロとの最終決戦となります!

 

エピソードが短く、少し物足りない感じもありますが、

ピッコロ編はこの後のマジュニア、天下一武闘会も含めての構想だったと思われますので、

ちょうどよいと言えばちょうどよいペースだったのかもしれません。

それに世界存亡の危機があんまり長く続くと、当時まだ年齢層の若かった少年ジャンプとしては、

不安を長引かせるわけにはいかなかったのかもしれません。

 

裏設定(……後付け、とも言えますが)が明かされるのも面白かったですね。

若き日の亀仙人、如意棒や筋斗雲の秘密。

 

ちょこちょこ、おっ! と思わせるポイントがありました。

 

次回は神様登場! マジュニアと天下一武闘会で決戦! ……という話だったと思います。

私の記憶が正しければ……。