こんにちは、しろです。
今回は12月29日に行われた
アーセナル対チェルシー
の試合解説をします。
今回は残念な結果になってしまったアーセナルですが
試合内容はチェルシーを上回るものとなりましたので
アルテタ監督になってからの修正点を説明していきます。
■前線からの守備
前回でも説明しましたが守備時トップ下のエジルがラカゼットと2トップのような形になり守備を行います。
チェルシーは3トップで試合をスタートさせたためラカゼット含む3トップが3CBの選手にプレスをかけエジルはCBの選手がボールを持った時にボランチ(カンテ、コヴァチッチ)のコースを切るように動き、相手が4-4-2へシステムを変更すればラカゼットと一緒に2CBにプレスをかけるようになり、臨機応変に守備ができていました。
ユングベリの際はラカゼットだけプレスに行き周りがついてこないことが多々ありそこは改善されています。
また、アルテタに監督が代わってからエジルの守備の意識がかなり変わっていると感じます。
全力でプレスバック!とはいきませんが、近くにボールがあればプレスをかけますし、この試合ではGKまでプレスをかけるシーンも見れました。
■トレイラ、グエンドゥジのアグレッシブな2ボランチ
先日ジャカが移籍の正式発表がありこの試合はベンチ外となりました。
そのため2ボランチを務めたのは若いグエンドゥジとトレイラでした。
トレイラはここ数戦好調ですでにスタメンに定着しつつありましたがグエンドゥジはエメリ解任後はスタメンから離れておりました。
彼らは攻撃から守備の切り替えも早く激しく寄せることができます。グエンドジは長短のロングボールを蹴りながらゲームコントロールしトレイラはバイタルでボールを受け短い距離で散らしていくこともでき最近ではSBやWGがサイドでボールを持つ際はインナーラップして裏でボールを受けることができるようになっています。
グーナーの皆さんはこの二人のコンビを押してはいましたがなかなか見れませんでした。
しかしこの2人で十分中盤を回すことができ、期待通りうまくいったと感じます。
前半からゲームを支配できた要因として彼ら2人の守備は欠かせないものでした。
チェルシーで不動のゲームメーカーとなったコヴァチッチからこの2人が何度もボールを奪いチャンスの芽を紡ぎました。彼らの激しいプレスによりコヴァチッチとカンテは明らかにパスミスを増やし結果としてアーセナルがボールを支配する展開ができました。
■功を奏したシステム変更(ランパード)
ここではチェルシーの評価になります。
ランパードは前半の早い段階でジョルジーニョを投入しシステムを4-4-2に変更していました。チェルシーがうまく回らなかった理由としては
・中盤の枚数が2対3と数的不利のため
・数的不利のためエジルがフリーになりチャンスを何度も作られた
しかし、4-3-3になることでエジルは2CBにプレスをかけることになるため逆に
3対2と数的優位な状況を作り出し、ボールを持てばつぶされていたコヴァチッチにも余裕ができやすくなり、アンカーのジョルジーニョはフリーでボールを裁くことができました。
以上になります。
負けてはしまいましたがアルテタが完全にフィットすれば将来は見えてきた気がします。
メイトランド・ナイルズの偽SBなどまだ未知数な部分もあるため今後にさらに期待です。
閲覧いただきありがとうございます。
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🏰しろ🏰