人間万事塞翁が馬(随筆)【13】2024年を迎えるにあたって | 遊行聖の寺社巡り三昧                            Yugyohijiri no Jishameguri Zanmai

温暖な年の瀬となりました。

ワイドショーでも天気の話題が多く取り上げられ、地球温暖化から沸騰化へと人々の危機感を煽るような報道が目立ちました。

ならば真っ先に大谷翔平の報道を垂れ流しにするワイドショーなど放映自粛して、電力削減に協力すれば良いと思うのですが総論賛成各論反対が続いています。

もう時代の役割を終えたのですから、テレビなどNHK以外は放映を止めてしまえば良いのではないかと考えます。

番組視聴率●●%と言いますが、テレビ自体を視聴している世帯(個人)数はどのぐらい減っているかを明らかにすべきでしょう。

また、真剣に企業が環境を考えるのならば、マスメディアに広告を打つこと自体を自粛することが求められるのではないでしょうか?

朝の10時から夜6時まではテレビは自主的に放映停止にしたら良いと思います。

政治と金、これも今更馬鹿馬鹿しい話で、漫画『票田のトラクター』を読んでいる人なら、年末に地方議員に配る「餅代」を知らない人はいないと思います。

政党政治と言えば綺麗に聞こえますが、徒党を組むのは親分子分の関係なのですから、けしからんと怒る革新政党の方が本質を見極めていないのでしょう。

権力とはそういうものです。

日本の国力が衰えて行くことは、大騒ぎすることではなく、自分の子供達を見れば誰しもわかっていたことではないかと思います。

連中が世界と競争していくことなど無理ですよ・・「ゆとり教育」などを推進した人間を真っ先に吊るし上げるべきでしょう。

日本人は争いを嫌う迎合主義なので近視眼的な環境融和策しか打ち出せません。

ペルーのフジモリ氏ではありませんが、近い未来には外国移民の末裔がこの国のリーダーになるのではないでしょうか。

さて、戦争をしているロシアやウクライナでなくとも口はきけなくなるわけで、この国は不可思議な正義感によって物事を主張出来なくなっています。

かつては国による言論統制の恐怖を教えられたものですが、現代は個人による五人組のような言論統制が粛々と自主整備されています。

おそらく最終的には人工知能によって適切性が判断されることで、言葉は意味を失い、人々の心もその範疇でしか震えることがなくなるでしょう。

果たして希望はないのでしょうか?

来年はそれをつらつらと考えてみたいと思います・・如意輪観音菩薩の出番がやってくるかと信じています。

読者の皆様、本年は本当にお世話になり有難うございました。

来年もいろいろとお教え下さい。

良いお年を。