先月125日(水)発売の『暮しの手帖』にアフガン・サフランのバブリさんが紹介されていて購入し、翌日26日(木)に神田のコーヒーショップでポルトガルのお菓子のお店ドーズ・イスピーガの高村美祐記さんが紹介されているのを知り、早速行ってみました。

 

 


お店のFacebookはこちらです。住所、地図、ポルトガルのお菓子の写真もあります。

(3) Doce Espiga | Facebook

 

 

高村さんは、ポルトガルのブラガ(Braga)というポルトの北東の街に1年留学されておられたとのこと。古い教会もあり、とても素敵な街のようです。

 

 

 

私は、学生時代に長崎にいて、またケニヤ、スウェーデンから帰国後東ティモールの運動に関わる中で、世界がスペインとポルトガルによって2分割され、ポルトガルは、ギニヤ・ビサウ、アンゴラ、モザンビーク、インドのゴア、マラッカを経て、マカオ、そして日本へー1943年種子島に鉄砲、1949年フランシスコ・ザビエルがキリスト教を伝え、そしてもう一つのミッションが、東ティモールへ行っています。東ティモールの西ティモール側の飛び地オエクシはポルトガル人が最初にティモール島へ上陸した地です。

 

 

フランシスコ・ザビエルは、軍艦に乗ってやってきており、遠藤周作が『銃と十字架』で指摘するように極めて密接な関係にあります。

 

ちょうど1年前、テレビ朝日の旅サラダでタイ、バンコクにポルトガル文化が息づく地区があり、ポルトガルのお菓子も報じていました。

 

 

1974年のサラザール独裁政権が崩壊し、アンゴラ、モザンビークなどが独立を果たします。東ティモールも19751128日独立を宣言しますが、その10日後の127日にインドネシア軍の侵略を受け、人口の3分の120万人が亡くなりました。Falintil(東ティモール民族解放戦線)、1996年のベロ司教、ラモス・ホルタ氏のノーベル平和賞受賞、1999830日の住民投票を経て、2002520日独立を回復しました。ポルトガル語圏諸国共同体(CPCL)があり、東ティモールもメンバーです。

 

 

その東ティモール運動に献身的に働かれたのが、ポルトガル人のジャイメ・コエーリョ神父です。そして初めての東ティモール訪問が、2002520日で、独立回復式典でステージにおられました。その後東ティモール政府から2017年5月17日東ティモールへの貢献で賞を授与されています。写真の左の人です。

 

 

 

またジャイメ・コエーリョ神父は、上智大学外国語学部ポルトガル学科の教授であり、小学館から日葡辞典(14,800円)と日葡辞典コンパクト版(4,180円)を出版されています。

 

皆さんも是非、神田小川町のドース・イスピーガでポルトガルのお菓子をご堪能ください。