セバスチャン・サルガド 地球へのラブレターを観に行きました!!

ブラジルの田舎の裕福な牧場で生まれたサルガド

サンパウロの大学で、経済学を学んで

パリに留学。 その時、一緒に行った後に妻となる女性が建築学の為に買った

一台のカメラが、サルガドの運命を変える










1枚目は、ブラジルの金鉱山 

この世とは思え無い光景を描いた写真

彼らは、奴隷ではない。 何百メートルも掘られた金鉱山を

1日に、何度も往復する。 命がけで、早足で山を下り。

土嚢袋を持って上がる。

労働者は、土嚢袋を サルガドは、カメラを担いで1日に何度も命がけで

往復する。 幸運にも、金の入った袋を持って上がったものは

二度と山を下る事は無い。 彼らを縛っているのは、富への欲求だけだ。

労働者や、少数民族を撮るのにも サルガドは、彼らのコミニュティーに入っていく。

1週間、アスファルトの固いベッドで寝かされて

サルガドの本気度を試された事も有るそうだ。

サルガドが、次に取り組んだのが 人口の移動。

国境なき医師団と同行して、難民の移動に同行した。

赤十字などの寄付金は、難民には分配されずに 

次々に命を奪われていく人々、集団殺戮を見ているうちに

サルガドの魂も病んでいく。 サルガドのプロジェクトは5年 10年単位で

壮絶です。

人類の救済を試みて、世界各地で写真展を開き

社会派の写真家(という言葉でレッテル貼るのが申し訳ないほどの情熱ですが)

の一任者としての地位を確立します。








更に難民問題や、少数民族の迫害などの写真のプロジェクトを進めようとする

サルガドが、ふと心変わりして 

異なったアプローチの写真を取り出します。

地球へのオマージュ。 地球へのラブレターだ。

南極や、北極。ガラパゴス諸島での撮影。

そんなサルガドが、故郷に帰った時に

信じられ無い光景が、目の前に現れる。

自宅の牧場や山が、干ばつで木々は枯れ果て。牧場は、砂漠の様になっていた。

普通なら、絶望して土地に見切りをつけて移住すると思うが

サルガドは、何度も失敗しながら

植林を繰り返し行う。 

信じられ無い事に、今 サルガドの育った牧場は

ブラジルの国立公園に認定された! 緑に囲まれた楽園になった。

ひとりの人物が。。。。

勿論、周圍の協力もあるけど

これだけ壮絶な冒険を何度も繰り返し 結果を残せるものなのかと・・・




もはや、写真家というか

プロの人間道を極めてる感があります。

いやーーーー 良いもの観た!!!!

LOVEWハート