ヒルクラ・・・特に実業団のヒルクラレースには
あんまり興味がないのですが、
今年は大井埠頭ロードレースが単発ではなく、
あざみとくっついた謎のステージレースに。
去年というか例年(？)、大井は
ツアーオブジャパンの最終戦である
東京ステージと併催というか
前座レースみたいなカタチで行われていますが、
今年は富士山ステージ(あざみ)とも
くっついたよーです。
そして、自分はたまたま連休ですが、
開催が金曜日と日曜日という平日を含んだ
フルタイムワーカー泣かせの日程( -_-)o
正直、エントリーを迷いましたが、
仕事のお休みと合う貴重なレース。
全くもって成績が期待できない
１番ニガテな激坂系のヒルクラですが
参加することになりました。
今回は３～６人のチームエントリーとなるので
サイタマサイクルプロジェクトからは
井出、高橋、富元の３人がエントリー。
２日間のステージレースとなるわけですが、
総合の成績は２日間の合計タイム。
ド平坦でコース的に逃げが決まりにくい大井で
大きなタイム差が付くことは
ほぼないと言って良いので、
ぶっちゃけあざみでの成績が総合順位となる
ひじょーにアレなステージレースなのです(￣＾￣)
ＳＣＰのクライマーメンバーが揃えば
かなり良いところを狙えそうですが、
今回は３人とも平坦系の選手(-ω-;)
総合順位の期待度はぺらっぺらに薄いです(笑)
さてさて当日ですが、
4:00に浦和に集合して３人で出発。
6:00ちょい過ぎに会場に到着。
道中、終始雨でしたが、
会場も完全に雨。しかも、結構強め。
待機場所となったグランドも
ぐっちょぐっちょです。
受付が始まるまで、しばらく車内で待っていると
「現在、悪天候によりレース開催の可否を検討中」
という旨の運営側の放送が(*_*)
ヒルクラに乗り気ではない平坦系な３人は、
止む気配のない雨とこの放送によって
一気にオフモードに(笑)
しばらくして、監督者ミーティング。
どーやら、開催となったよーです(´-ω-｀)
そして、運営側から、
選手は下山の準備を万全にして、
レース中や５合目での待ち時間中に
しっかり体調を保てる自信がある選手のみ
出走して下さいという指示が。
くれぐれも、救急車を呼ぶ事態等になって、
ＴＯＪの運営に支障をきたすことのないように
お願いしますとのこと。
というわけで、
事前に用意していた下山用リュックに
防寒装備を追加し、
ミーティングにてレース中の使用が許可された
アーム＆レッグカバーを装着したり、
レインクリーム塗ったりしていたら、
時間がかつかつに。
ロクにストレッチもアップしないまま、
スタート地点に行き、出走サインもギリギリ。
ではなくちょっぴりアウトな時間だったけども
無事にスタート地点に並べました。
レインウェアは下山用荷物に預けてしまったので
スタートの待ち時間用にゴミ袋の即席カッパを装備。
ちなみに、自分は直前で脱ぎましたが、
他の２人はそれを着たまま走るという
気合いの抜けっぷり。
レース写真に撮られているはずなので
ＳＣＰ関係の皆さま、
その画像を元に２人を説教してやって下さい(笑)
あ、それと今回の機材ですが、
久々にモルチさん登場です。
こちらにはコンパクトが付いていて
チェントに付け替えるのもめんどいので
こっちで走ることにしました。
スタートまで自転車を降りて
ストレッチや膝や足首を回していると、
そもそもなかったのか、聞こえなかったのか
マイクでの予告もなしに
いきなりスタートの号砲(゜o゜;)
急いで自転車に跨がり走り出します。
幸いゆったりめなスタートだったので
そこまで集団から遅れることはなかったです。
結局、試走ができなかったので、
(↑というか、する気もなかったですがw)
せめて走行動画かなんかでも見て
コースイメージでも掴んどこうと思ってましたが、
前日の準備が予想以上に手間取り、
動画はおろか、コースのプロフィール図も
ろくに見てないので、
そのうち現れるはずの20%越えの激坂に備え、
とりあえずペースは抑え気味に。
確か序盤はそこそこの勾配の直線が
しばらく続くというのを聞いたことがあったので
抑え気味といいつつも、この直線区間は
ムリしすぎない程度に集団についていきます。
で、サイコン読みで1.7kmくらいのところで
じりじりと遅れ出したので、
ここからはペースな走りに切り替え。
同じく遅れたペースを合わせられそうな選手を目標に
淡々と登っていきます。
4kmを過ぎたあたりから、
よーやく脚がよく回り始めて、
ペースも少しずつ上がってきましたが、
確か5km手前あたりで、
２分後にスタートしたフェミニンクラスの
弱ぺ、唐見選手にサクっと抜かれる(ﾉﾟοﾟ)ﾉ
今回、ぶっちぎりの優勝だったみたいですが、
さすがに速かったなー。
少し進むとテントが見えて、
ここが第１CPのようです。
こっからがあざみの激坂区間で名高い(?)、
『馬返し』と呼ばれるところだったみたいです。
ちょっとだけ下ったあとに、
みるみる勾配が上がってきました。
先に見える選手の脚の回転も一気に落ちて
全員漏れなく激坂に苦しんでるご様子。
前にはあえて蛇行してる選手もチラホラ。
こんだけケイデンスが落ちると、
確かに蛇行したほうが速く登れるかもw
雨のせいで周囲はかなりガスっており、
視界が悪くて、コースの先が見えません。
視界が良くて、ひたすら続く激坂が見えるのと、
視界が悪くて、進んでる感が薄い
真っ白な中を走っていくのと、
どっちがツラいんですかねw？
コンパクトの34×28Tでも全く回せず、
ダンシングしてもまともに進まない。
たまに前輪が浮く感覚にハッとしながら、
ホント止まりそうなスピードで登っていきます。
6kmの看板を越えてから
8kmの看板が見えるまでが
えらく長く感じました(*_*;
たまに道を横切っているグレーチングも
気を遣うのでうっとうしいです。
自分たちJエリートツアーの選手のほかにも
一般参加のクラスの選手も
後発スタートで一緒に走っていて、
各クラスの上位選手の何人かにも
抜かれていったわけなですが、
そのうちのエキスパートクラスの選手の１人が勾配がキツくなると、自分でも普通に後ろに付けるくらい
一気にペースを落とす走り方をしていました。
勾配が緩むと、強烈にペースが上がるので
激坂は割り切って、ムダ踏みせずに温存して
コース全体を考えてタイムを稼ぐ走り方なんですかね？
とにかくかなりあざみを走り慣れてる感じでした。
激坂をペースを落として登っているときの
ペダリングがムダなくすごくキレイで、
急勾配に対し上体が動いてしまっている選手が多い中、
上体のブレがほとんどなく安定してます。
今まで抜かれていった上位選手の走りとは、
全く違ったタイプでしたねー。
ここまで、初のコースとひたすら続く激坂に
ついつい踏みつけるようなペダリングで
上体もブレっブレになってましたが、
この選手の走りを見たおかげで悪いカタチに気付き、
良い方向に軌道修正できました。
日曜日の大井のために、
なるべく脚にダメージを残したくなかったので
先が見えて来た終盤にかけては、
さらにペースを抑えて。
ラスト3kmを過ぎたあたりだったかな？
フェミニン２位の選手にも抜かれましたが
終盤は勾配が緩むところが増えてきたので
ある程度の距離を保って付いていけます。
ゴール付近までペース目標にさせてもらいました。
ラスト500mからは、
細かく残り距離の看板が設置してあって
ラストのキツいコーナーをフィニッシュ。
いやー、さすがにキツかったー。
脚を使い過ぎないようにと登りましたが
それでもかなりのダメージです(o_ _)o
コンパクトの34Tでも回せなかったんで
いつものミッドの36Tを使ったほうが速かったかも。
どーせ回せないので、キツいのは変わらないし。
さすがにノーマルの39Tともなると
話は別になってくると思うけどw
この勾配に対応できる選手以外にとっては
あざみは筋トレかただの拷問っすね(笑)
特別な理由でもない限り、
もうここを登ることはおそらくないっすねwww
１回登ればもういいや(´-ω-｀)
ちなみにタイムは60分42秒で43位でした。
下山用の荷物を受け取り、山小屋へ。
この『菊屋』さんという山小屋が
２階の宿泊用の大広間を提供していただいたおかげで
下山までの待ち時間を寒さ知らずで
過ごすことができました。
ホントにありがたかったですm(＿ ＿)m
にしても待ち時間が長かったー。
9:00スタートだったのでゴールは10:00。
下山は12:00スタートのＴＯＪが終わってからなので
３時間くらい待ったことになります。
下山時間が近づき、ご覧のとーりの防寒装備で
数グループに分けて下ります。
レース中、雨が止んで
視界が良くなった時間帯もありましたが
その他は終始雨で、下山ももちろん雨。
サイコン表示は最低で6℃だったよーでしたが
防寒装備が意外と良かったのか、
個人的には寒さはヘーキでした。
２回の休憩ストップを挟みつつ、慎重に下山。
途中にある幅広のグレーチングも
直線の途中にあるので、ヘンなことをしなければ
それほど恐れることなく通過できます。
下りはもっと惨劇を予想してましたが、
意外とすんなり下まで走れました💮
クルマに戻り、みんなで温泉へ。
そして、そこでゴハンも。
帰りはそれほど渋滞に巻き込まれることなく
すんなり帰れました。
平日だと助かりますな。
土日だったら、確実に大渋滞です(;^_^A
てなわけで、
ステージレース１日目、あざみは終了です。
２日目は１日空いて日曜日。
冒頭にも書いたとーり、
総合成績はあざみのタイムで
ほぼ決まってしまうので
上位は望めませんが、
なんとかステージ成績で良い結果を残せるように
ＳＣＰ３人で頑張ります(σ・∀・)σ