先週は本命の公立高校受験があった。
朝の体調不良は相変わらずだけど、自分でどうにか対処できるようになった。私はお弁当を作って、持ち物チェックの手伝いをするだけ。
仕事中、やっぱりソワソワと落ち着かなかった。どうか実力が発揮できますように。落ち着いて、吐き気もミスもなく終われますように。
私が仕事を終えて家に帰ると、息子は自己採点と解説を聞くため塾に出かけた後だった。付き添った夫に様子を聞くと、「手応えあったようなこと言ってたよ。」とのこと。
しばらくして帰ってきた息子は、なんだか顔が輝いていた。
「どうだった?」
「ふふ、聞きたい?」
「聞きたい聞きたい!」
なんと、どの模試でも取ることが出来なかった目標点を、本番で越えることができた!
苦手科目でもあり、吐き気の残る1時間目に受けた国語で高得点を取れたのは大きい。逆に、得意の数学が意外と伸びなかったようだ。
登校できなくなった時期から、少しずつ少しずつ回復してきた。その間に6回模試を受け、はじめはびっくりするくらい低い点数だった。最後の模試も、一応合格圏内かなという程度。
頑張っているが、もう一つ伸びが弱い感じだった。本人ももどかしく感じていたと思う。
それが、本番で目標点を超えることができた。息子にとって、何より嬉しかったことだろう。がんと闘いながら、焦らず腐らず一歩ずつ進んできた息子、よく頑張った。
もちろんまだ合格したわけではない。自己採点はあくまでも自己採点。調査書に書かれているであろう欠席日数は、他の生徒より明らかに多い。遅刻も然り。事情を説明した自己申告書を提出しているが、高校側がそれをどう捉えるのかは分からない。
それでも。息子の努力が点数で表れたのは確か。本当に良かった。
合格発表は試験の10日後。どうか、いい結果でありますように。息子の頑張りが報われて欲しいなと思う。