本命受験。 | 文武両道を目指す14歳、悪性リンパ腫になる Part2

文武両道を目指す14歳、悪性リンパ腫になる Part2

高等支援学校3年生の娘と、高校1年生の息子の母です。
勉強にサッカーに大忙しの息子がR4.3月、13歳の時に
悪性リンパ腫(Tリンパ芽球性リンパ腫)と診断されました。
R6.6月、すべての治療が終わり経過観察中です。

先週は本命の公立高校受験があった。

 

朝の体調不良は相変わらずだけど、自分でどうにか対処できるようになった。私はお弁当を作って、持ち物チェックの手伝いをするだけ。

 

仕事中、やっぱりソワソワと落ち着かなかった。どうか実力が発揮できますように。落ち着いて、吐き気もミスもなく終われますように。

 

私が仕事を終えて家に帰ると、息子は自己採点と解説を聞くため塾に出かけた後だった。付き添った夫に様子を聞くと、「手応えあったようなこと言ってたよ。」とのこと。

 

しばらくして帰ってきた息子は、なんだか顔が輝いていた。

「どうだった?」

「ふふ、聞きたい?」

「聞きたい聞きたい!」

 

なんと、どの模試でも取ることが出来なかった目標点を、本番で越えることができた!

 

苦手科目でもあり、吐き気の残る1時間目に受けた国語で高得点を取れたのは大きい。逆に、得意の数学が意外と伸びなかったようだ。

 

登校できなくなった時期から、少しずつ少しずつ回復してきた。その間に6回模試を受け、はじめはびっくりするくらい低い点数だった。最後の模試も、一応合格圏内かなという程度。

 

頑張っているが、もう一つ伸びが弱い感じだった。本人ももどかしく感じていたと思う。

 

それが、本番で目標点を超えることができた。息子にとって、何より嬉しかったことだろう。がんと闘いながら、焦らず腐らず一歩ずつ進んできた息子、よく頑張った。

 

もちろんまだ合格したわけではない。自己採点はあくまでも自己採点。調査書に書かれているであろう欠席日数は、他の生徒より明らかに多い。遅刻も然り。事情を説明した自己申告書を提出しているが、高校側がそれをどう捉えるのかは分からない。

 

それでも。息子の努力が点数で表れたのは確か。本当に良かった。

 

合格発表は試験の10日後。どうか、いい結果でありますように。息子の頑張りが報われて欲しいなと思う。