牛丼。 | 文武両道を目指す14歳、悪性リンパ腫になる Part2

文武両道を目指す14歳、悪性リンパ腫になる Part2

高等支援学校3年生の娘と、高校1年生の息子の母です。
勉強にサッカーに大忙しの息子がR4.3月、13歳の時に
悪性リンパ腫(Tリンパ芽球性リンパ腫)と診断されました。
R6.6月、すべての治療が終わり経過観察中です。

私立高校の受験が無事に終わった。

 

朝の体調不良は相変わらずだが、いつもより早い起床のわりにはそれほど悪くなく、吐かずに家を出ることができた。

 

引率の教員がつくので保護者は特に待機しなくていいのだけれど、我が家に関しては中学校から「何かあった時のために、できれば付き添いしてほしい」と言われていた。なので夫が高校に車で送ってそのまま控え室で待機した。

 

 

 

試験終了予定の時間からだいぶ経つのに帰ってこない。どうしたんだろうと思っていたらバタバタと足音が。二人ともなぜかテイクアウトの牛丼を持って帰ってきたが、ただいまを言う間もなくムシャムシャと食べ始めた。な、なんだ?

 

夫曰く、昼に外へ出てランチするつもりだったが、控え室の先生や保護者、誰一人出て行かなかったらしい。別に外出を禁止されていたわけでは無かったようだけれど、一人だけ出るのも何だか気が引けて、結局お昼ご飯抜きで過ごしたとのこと。

 

息子はもちろんお弁当を持っていったけれど、体調がいいわけではないので少ししか食べられない。なので試験終了後はお腹がペコペコだったようだ。

 

腹ぺこ男子が二人そろえば、食べたいものは牛丼!ということで帰りに牛丼屋さんに寄ってテイクアウトしてきたというわけ。

 

「どうだった?」「難しかった?」「吐き気大丈夫だった?」「寒くなかった?」「受験生多かった?」私の問いかけには一切答えずに牛丼をかきこむ息子。

 

食べ終わった息子は一言、「まあまあだった。」

 

何がまあまあなの?試験のこと?吐き気?寒さ?

 

男子ってなんでこう言葉が足りないんだろう…。

 

ため息をつく私に息子は「やっぱ牛丼は美味しいね。」ニッコリ笑って言った。やれやれ…。

 

 

 

本命の公立高校受験まで一ヶ月を切った。私立受験は「まあまあ」だったようなので、本命は「バッチリ!」になればいいなあ。