闘病中の高校生への学習支援① | 文武両道を目指す14歳、悪性リンパ腫になる Part2

文武両道を目指す14歳、悪性リンパ腫になる Part2

高等支援学校3年生の娘と、高校1年生の息子の母です。
勉強にサッカーに大忙しの息子がR4.3月、13歳の時に
悪性リンパ腫(Tリンパ芽球性リンパ腫)と診断されました。
8ヶ月の入院治療を終えて、いまは外来で維持相の治療中です。

息子と一緒に高校の体験入学へ行った。

 

抗がん剤の副作用・起立性調節障害・心因性の嘔吐などいろいろ絡まって体調不良の息子、朝からの登校は今のところ難しい。

 

闘病中の生徒への学習支援がどうなっているのか、それぞれの高校で個別に面談をした内容のまとめ。

 

① オンライン授業をしてもらえるか。可の場合、オンライン授業で出席扱いになるか。オンデマンド授業は?

 

国立高専→オンライン授業は5/8で終了。オンデマンドも無し。

県立A→オンライン授業は5/8で終了。オンデマンドも無し。

県立B→オンライン授業は終了したが対応は可能。ただし出席扱いにはならない。オンデマンドは無し。


② 授業で欠席が続いた場合、レポート提出などで単位が認められるか(特に体育など実技系)

 

国立高専→基本的には認められないが、科目によっては放課後の補習などで対応できる(体育は難しいかな)。事情を考慮して個別対応することはできる。

県立A→認められない

県立B→基本的には認められないが、事情を考慮して個別対応することはできる。

 


③ 定期考査に参加できなかった場合、追試などはあるか

 

国立高専→追試で対応できる。

県立A→対応できない。

県立B→別室での参加が可能。

 


④ 保健室利用の約束事はあるか(一時間休んで回復しなければ早退など)

 

どの学校も約束事はあるが、臨機応変に対応できる。

 

 

⑤ 学校として闘病中の生徒への支援実績があるか

 

どの高校もあり。脳腫瘍や1型糖尿病、ストーマ使用など、闘病しながら頑張ったお子さんたちはいて、個別に対応をしていた様子。

 


⑥ 遅刻の場合、その校時のどれくらい出られれば出席扱いになるか。

 

どの高校も半分程度授業を受ければ出席になるようで、特に決まりはなく先生の裁量による。

 


国立高専は柔軟な対応が可能なことが多い感じだった。担当の先生は「特別な事情ということで、個別に対応をして何とか卒業できるようにサポートしていきたいと思います。」とおっしゃっていた。高専なので高等学校というより大学に近い体制。

 

県立A校はけっこうキッチリとした進学校で、登校するのが大前提という感じ。県立B校はこちらの県では数少ない進学型単位制高校で、自由な校風でもあり支援も個別に考えてくれる様子(ちなみに我が母校)。

 

同じ県立でもA校とB校では支援の印象がだいぶ違い、やはり個別に面談してみて良かったと思う。

 

私立高校も体験したが、こちらは個別相談会が今月ありそちらで詳しく相談するので、後日記事をあげる予定。

 



※注記です※


あくまでも退院後の闘病に関しての支援についてお聞きしたので、入院中の生徒への支援とは違う部分があると思います。また、個別に面談したことなので、かなり要約した内容のみをアップしてあります。