どこの家庭にもあるだろうちょっとした母娘の軋轢なんかが積もり積もって・・ かと思ったら全然違う。
母、尋常じゃないし。
学歴信仰なんて生易しいものではなく、母常軌逸してるし。
難攻不落と思われた被告人が自白したのは、離れて暮らしていた父親の、「家族だから」の一言。
そしてそんな被告人に対して裁判官のことばが印象的でした。
「お母さんの敷いたレールではなく、これからは自分の人生を歩いてください」
刑務所で、単純な作業をしているとき、出来たら褒めてもらえることに驚きそして胸が熱くなった著者。
そしてそんな簡単なことができない人がいるということを知った。
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子供のためといいつつ、実は自分のエゴや自己満足のため。
小さい頃は親の価値観が正しくて世の中のすべてだったりの子供が、成長していくにつれて自分の考えをちゃんと持って、親の言ってたことに、ん?とか思ってちゃんと主張できるようなそんな家庭でありたいと思ってきた私。
子育てしながら、実は未熟な私が成長させてもらっていってる。
・・・って、うちの子たちめっちゃ成人なんですが
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記者会見の記憶も新しい
小川さゆり 宗教2世
生まれたときから、「神の子」として育てられ、教育されてきた著者。
違和感を感じる機会があっても、心身に沁みついたものはなかなかぬぐえない。
宗教虐待という言葉が痛々しい。
彼女が自分の子供に対して願うことは「自由」
教育面や経済的で親としての義務を果たしたうえで、子供にはやりたいことをやらせてあげたい、と。
我が子に絶対に自分の元に生まれたことを後悔させない!
←この一行が胸にささりました。
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ママだって間違ったことするかもしれん。
←かもじゃなくてしょっちゅうかも。
完璧なんて全然違う。
だけど私の娘や息子として生まれてきてよかったと思ってもらえる母でいたいといつも思ってる、気持ちは。
親って本当に大きな責任を背負ってるよなと再確認させられました。
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先の本が重くてしんどくて、次は軽めの本を
社会人大学 人見知り部 卒業見込み
ブログって日記じゃなくて、街頭演説だと思ったってくだり、なるほどなぁと。
以前読んだ ナナメの夕暮れ のときも感じたけど、若林ってちょっと私似てるとこあるかも、と。
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ケントギルバートさんの
日本が消失する
少し前に永世中立国であるスイスの話を読んだとこなので、よけいに日本ののほほんさ能天気さがひしひしと。
守ろうという気持ちや姿勢のない国に対してどうして他国が助けよう!って気になるか・・ 確かにな。
中国の脅威。
世界からの批判も非難もどこ吹く風。
面白い例がありました。
子供を見送る時、
日本では、「気をつけて〜 みんなと仲良くね」
欧米では、「Be Good!(悪い子とするなよ~!)」
←ケントさん、デートのとき親に言われたって 笑
学歴社会の韓国では、「負けるな! 一番になれ!」
中国では「だまされるなよ」
機嫌のデザイン
愛用はするけど愛着はしない。
愛着=執着だから。
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学び直しの超入門
学び続ける人とは挫折しなかった人ではなく、転んでも立ち上がった人!
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朝1分間、30の習慣
朝、今日の楽しみは?と問うてみる。
プレジャーリストを作っておいてその中からひとつ選ぶ感じ。
←コーヒーを飲む、ネットショッピングする、電話をするetc.. 自分がこれしてて楽しいなと思うことを、思いつくままあげてみる。
紙の城
世界的英雄ともいえるゼレンスキー大統領に関する見方がおもしろかったです。
ウクライナでは意外にも非難する人が多いとか。
「早かれ遅かれロシアが侵攻してくるとみんなわかっていたのに、しっかりと対策を講じておらず、いざそうなったときに西側諸国に助けを求めてる」と。
どれだけの人の声かはわかりませんが、興味深いです。
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小説という形をとりながらも実は(当時の)統一教会を題材にしたもので、細部にわたりかなり信ぴょう性ある作品です。
これを読んで、どうして入会してしまうのか、合同結婚式にどうして参加してしまうのかその気持ちの流れ、洗脳に至る過程やメカニズムがとてもよくわかりました。
一度しみついた思想や信念を変える難しさについても、頭ではなく心に訴えかけてくる内容です。
当時から政治家との癒着はあり、今もなんら変わってないことに怒りが💢
これを読んでからの「宗教2世」を読んだので、ほんと深く考えさせられ背筋がぞーっとしました。
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息が詰まるようなこの場所で
読みやすい1冊です。
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ある行旅死亡人の物語
行旅死亡人ということばさえ知りませんでした。
←身元不明で引き取り手のない遺体のこと。
事実は小説より奇なりとはまさしくこのことで、次々と判明されていき、遺体の身元に近づいていく。
人間の足跡、生きた痕跡は必ずどこなに残る、たとえ行旅死亡人でも。
というラスト一行が心に残りました。
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ひらパー兄さん 岡田准一くん。