依頼者との契約を済ませて、駅で別れる。
事務所に戻り、実際の調査になる前に、依頼者からの情報を整理する。
「LINEで行く場所がわかってるなら、先回りの班も置くか」
本来ならわかっていても、尾行はするべきなんですが、今回は浮気相手の人数が多い。長引くことを考えれば、無駄な尾行は、無理な尾行はさけるべき・・・・
今この瞬間も不倫相手は増えているかもしれない(';')
「行先が間違いないならホテルに先に入っていて男と部屋に入るまでを撮る班と自宅から尾行して、ホテル近くで待ち伏せ班に連絡して交代が一番確実ですね」
当日の現場担当調査員が言う。
『やっぱりそうだよな。でも、少ない予算で人数増やすのは正直ツライ。商売的にはダメ、ダメだけど・・・』
「よしじゃあ、朝から自宅班と、待ち合わせ時間に合わせてホテルで張り込む班と2班でやろう」
売り上げとしては厳しいが、絶対に言い逃れ出来ない証拠を撮りたい。依頼者さんが安心して戦えることが一番だ。
いざ、超ウルトラスーパー不倫妻の調査に入る。
つづく~