おじいちゃん先生②

子宮筋腫があると言われた時

「だいぶ大きいから筋腫だけ取れるか見てみないと。」

と、言われて。

もしや、子宮全摘もあるのかと、不安な日々をすごしました

初診の時はあまりにも唐突すぎて、質問する内容も思いつかなかった。

唯一看護士さんに質問できたのが、

「この病院で手術はできるんですか？」

だった。

「ここは、今産院は辞めちゃってるから、入院施設がないの。まぁ、どちらにしろMRIとらないとわからないから、ね。」

と、返された。

そうか、どちらにしろ、手術するのはおじいちゃん先生じゃないのかと、少しほっとしました

MRI後の診察の続き…

「紹介状書くけど、どこがいいかな～」

前回看護士さんにも、希望の病院があれば、と、言われていたけど

正直その時はよくわからず…

(この後に、山王病院とか筋腫が得意？な病院があると知りました。)

「ん～希望なければM病院かな～?」

M病院

実は数年前にM病院は、移転してS病院に名前が変わってます。

でも、地元の年配の方々は未だにM病院と呼んでますさすが、おじいちゃん、先生

紹介状にもM病院婦人科担当様、と書いてる

書きながら

「ただねぇ、この小さいの全部取ったくれるかなんだよねぇ。正直けっこう難しいよ。

この大きいのは誰でも取れるから。

小さいのちゃんと取れるか聞いてきて。

取れなかったら手術する意味ないから。」

と言われました

「え…取れないって言われたらどうしたらいいんですか」

「んー、私が取ったあげてもいいんだけどねぇ…」

ん？

思わず

「え…先生だったら取れるんですか？」

と、失礼なことを聞いちゃいました

だって、手術できるように見えない…

「取れるよ」

忘れもしません、うーん、とか、迷って間があくとかもなく。

間髪入れずに言い切りました

実は、隣県の病院で医院長をやってる事。

昔から婦人科手術をたくさん担当してる事。

もし、隣県まで来れるなら手術してくれると説明してくれました。

なんか、急に先生の後ろに光がさして見えました～

しかし、隣県…

私は結婚するまで、その隣県まで通ってたので、抵抗はないんですが、(実際電車で1時間弱位)

家族に来てもらわないとな事もあるだろうから、自分だけじゃ決められないな～、と思いました。

「まぁ、とりあえずM病院行ってみたら？」

と、紹介状を渡されました。

診察室を出てお会計待ちの間

スマホでおじいちゃん先生(の本名)で検索。

さっき聞いたおじいちゃん先生が医院長を務める病院が出てきました。(A病院)

まだ比較的新しく、おじいちゃん先生が赴任してからは１年くらいの様でした。

病院や、病室の写真見ると、とーってもキレイ

クチコミも検索してみると、とっても高評価

さらに検索を続けると、おじいちゃん先生、婦人科系の本も何冊か出してる様でした…

な、なんと…

実は凄い先生だったんだ…

だんだんと、この先生、この病院で手術を受けたいって気持ちが高まってきました

(なんて、現金な…)

ただ、距離が気になったのもありますが、

私は１日も早く手術を受けたかったので、いつ手術できるのか？が気になりました。

診察は終わってたんですが、受付の人にもう一度先生と話したい、と伝え、診察室に呼んでもらいました。

私、わりとめんどくさがりで、まぁ、いいか～って済ませちゃう事も多いんですが。

この時はもう一度話したいって言ってよかったなって思います私の判断ナイス

どうしたの？って迎えてくれたおじいちゃん先生。

先生にお願いしたら最短でいつ手術してくれますか？

って聞いたら

生理の兼ね合いもあるけど、来月とかなら行けるんじゃないかなー、との事。

とりあえずM病院(わたしもつられてる)には一度行ってみるけど、先生にお願いしたい気持ちになってますただやっぱり近い病院も魅力的ではあります。と伝えると、

名刺をくれて。

「もしもの時はこれ持って、直接A病院来てくれればいいから。

予約制じゃないから。

小さい筋腫ね。ちゃんと取れるかM病院に確認するんだよ。」

と、送り出してくれました。

お会計。

紹介状とでっかいMRIのネガを渡されました

そうか、また、これをM病院に持って行かなきゃなのか…

だんだんとこのでっかいネガが相棒のような気になってきました