富士山と、コーヒーと、しあわせの数式 | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

広島キッズコレクション記事は一旦中断。最近観た映画について。

 

先月27日。MOVIX広島駅で『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』を観た。

 

 

 

夫・偉志に先立たれて気落ちしていた文子。それを心配した大学生の孫・拓磨は、文子と同居する。そんなある日、偉志の書斎で見つけた大学案内と謎の数式。それは封建的な家庭環境ゆえ大学に行かせてもらえなかった文子に対する偉志からの優しいサプライズであった。

 

女子教育のパイオニアだった島田依史子の自叙伝「信用はデパートで売ってない」を原案にしていて、生涯学習もやっている文京学院のプロモーションめいてはいたが、本作は祖母と孫の交流、母と娘の確執と和解も描きながら、亡き夫が遺した数式をめぐるちょっとしたミステリー要素もあり、中々面白かった。

 

文子役を演じたのは、市毛良枝。かつて「芸能人の理想の花嫁ナンバー1」とまで呼ばれていた市毛は近年祖母役を演じることが増えたけど、美貌はまだまだ健在。TVドラマでよく主演していたけど、映画主演は意外にも『青葉学園物語』(1981)以来44年振りとのこと。

 

偉志役の長塚京三もイイ。一昔前はイケ好かないエリートキャラを滑稽味を出しながら演じることが多かったが、年を取ってからは程よく枯れたカンジに飄々と演じるようになった。

 

拓磨の母にして文子の娘・綾役を酒井美紀が演じていた。静岡の元祖ロコドルだった酒井美紀もイマや母親役が多くなり、歳月の流れを感じてしまう。
 

 

 


 

 

 

 

 

 

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Ameba映画部