からかい上手の高木さん | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

先週の火曜日。TOHOシネマズ緑井で『からかい上手の高木さん』を観た。

 

 

 

山本崇一朗による同名マンガが原作なのだが、本作は今年4月から8話に渡って放映されたTV版を受けての後日談という設定であった。

 

高木さんと西片のからかいからかわれの関係が描かれたTV版が毎回愉しく微笑ましくて、高木さん役の月島琉衣(TVドラマ『街並み照らすヤツら』)と西片役の黒川想矢(是枝裕和監督『怪物』)の初々しさが印象的だったので、これを永野芽郁と高橋文哉がどう引き継ぐのか興味深かったが、しっかり高木さんと西片の大人になった姿であった。特に永野芽郁はこういう茶目ッ気がある役柄が似合うな。

 

TV版と同様に原作者の故郷でもある香川の小豆島でオールロケしていて、10年前と変わらぬからかいからかわれの関係が描かれたが、高木さんが一度メンタルをやられた時期があったことを語るシーンがあり、確かにいかにもやっと自然に笑えるようになったカンジの笑顔だなと思った。

 

圧巻だったのは、固定カメラによる執拗な長回しで捉えられた教室での高木さんと西片の会話シーン。これには今泉力哉監督の気合いが感じられた。これがやりたくて後日談を作ったんだな、と。永野と高橋の演技自体も素晴らしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Ameba映画部