一昨日、イオンシネマ広島西風新都で『レディ加賀』を観た。
石川県の加賀温泉街に実在する旅館の若手女将達で結成されたタップダンスグループを題材にした青春映画。
本作を撮った雑賀俊郎監督は、『チェスト!』(2008)、『海の金魚』(2010)、『リトル・マエストラ』(2012)といった地方の若者達が何かに打ち込むハナシが多い印象だな。
正直、微妙だった。ドラマ設定自体は『ウォーターボーイズ』(2001)のヘタな焼き直しだし、ドラマを盛り上げるつもりだったのだろうかピンチシーンが過剰にあり過ぎるのが失笑モノ。主要キャストのキャラ設定もおざなり感があったな。
とはいえ北野武監督『座頭市』(2003)ラストのタップシーンの振り付けで知られるタップダンサーのHideboHが本作の振り付け(兼出演)を担当していて、小芝風花がクライマックスでみせるソロダンスシーンは圧巻だった。