映画窓ぎわのトットちゃん | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

先日の木曜日。109シネマ広島で『映画窓ぎわのトットちゃん』を観た。

 

 

 

TV創成期から第一線で活動していて現在御年90歳となる黒柳徹子が自身の幼少時代を振り返った伝説的なベストセラー本を『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』で知られるシンエイ動画が劇場アニメ化した作品で、『映画ドラえもん』シリーズの八鍬新之介監督が演出を担当した。

 

お転婆で想像力豊かで自由過ぎるゆえ前の小学校から転校するハメになったヒロインのトットちゃん。新しく通うことになったトモエ学園は廃車となった電車の車両を校舎に再利用していて、子供の個性を伸ばすことを最優先した当時としてはユニークな教育方針で、黒柳徹子という息の長い国民的タレントはこういう所で育ったんだなと思った。

 

トモエ学園校長の小林先生の声を役所広司が演じていた。フィルモグラフィーを吟味したら役所は若かりし頃から声優仕事も結構やっていて、声優デビューが「東映まんがまつり」の1本として上映された『世界名作童話 森は生きている』(1980)とのこと。

 

トットちゃんが度々想像力を発動する際に挿入される幻想シーンが印象的で、確かにボンヤリとしている時ワリとこういうグチャグチャな映像が浮かんでいるものだな。僕の場合、高熱でうなされた時こんなカンジの映像が見えた時があった。ただ美しいカラーではなく、暗いモノクロっぽい映像だったけど。

 

アニメーターの金子志津枝がキャラデザを手がけたトットちゃんが可愛らしかった。トットちゃんの声を演じた大野りりあなちゃんも負けず劣らず可愛かったけど。実際の幼少期の黒柳徹子の写真が公開されていて、アニメのトットちゃんと見比べてみると、ちゃんと寄せて描いたんだなということがよく分かる。それにしてもリアルトットちゃん、美少女過ぎ!

 

 

 

 

 

 

 

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Ameba映画部