アイスクリームフィーバー | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

一昨日、イオンシネマ広島西風新都で『アイスクリームフィーバー』を観た。

 

 

 

芥川賞作家・川上未映子の「アイスクリーム熱」を原作に映画化した作品である。

 

令和では珍しいスタンダードサイズで撮っていたが、よく見ると画面の角部分が丸くなっていたのは何気なく凝っていた。色鮮やかな色彩に溢れ、吉岡里帆のアップに英語クレジットが画面一杯になるところは、往年のフランスヌーヴェルバーグを彷彿させた。画作りが全体的にスタイリッシュなのは、本職がアートディレクターである千原徹也監督ならではだろう。

 

吉岡里帆とモトーラ世理奈、松本まりかと南琴奈の2組のエピソードが交差する形で描かれ、内容は少々重た目でちょっと同性愛的要素もあったな。更にところどころに過去映画のオマージュと思しきシーンがあり、吉岡里帆とモトーラ世理奈が溶けたアイスクリームを投げつけ合いながらはしゃぐシーンは『ひなぎく』(1966)が元ネタかな。

 

それにしても吉岡里帆のバイト仲間役を演じた水曜日のカンパネラのボーカリストである詩羽が風貌の派手さもさることながら、とにかく存在感が抜群でカワイイ。本作で一番輝いていたのでは。まあ、個人的には松本まりかの家に転がり込んだ姉(演じたのは、安達祐実)の娘役を演じた南琴奈がストライクなのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Ameba映画部