グッバイ・クルエル・ワールド | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

1週間前に広島バルト11で『グッバイ・クルエル・ワールド』を観た。

 

 

 

イマ風のスタイリッシュな撮り方をしていたが、ストーリー自体はワリと王道中の王道ってカンジのフィルム・ノワールであった。西島秀俊と宮沢氷魚は、往年のジャン・ギャバンとアラン・ドロンのポジションだなと思った。三浦友和はさしずめリノ・バンチュラか。

 

宮沢と玉城ティナのカップルの振り切った暴れっぷりは、オリヴァー・ストーン監督『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のウディ・ハレルソンとジュリエット・ルイスを思い起こした。いや、深作欣二監督『いつかギラギラした日』の木村一八と荻野目慶子のカップルの方が近いかな。

 

ところで元刑事のヤクザ役の大森南朋が宮沢と緊迫感ある競演していたが、この2人、朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』では黒島結菜演じるヒロイン・暢子の父親・賢三と夫・和彦を演じていた。ドラマでは直接の共演はなかったけど、こういう形で顔を合わせているのが面白かった。