ベイビー・ブローカー | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

昨日、109シネマズ広島で『ベイビー・ブローカー』を観た。

 

 

 

フランスに招かれカトリーヌ・ドヌーヴ主演で前作『真実』を撮ったことが記憶に新しい是枝裕和監督。今度は韓国映画に招かれて錚々たるキャストで撮った本作。実在する赤ちゃんポストをベースに韓国に舞台を置き換えたピカレスクドラマ仕立てとなっていて、『万引き家族』の姉妹版的っぽい趣であった。

 

ソン・ガンホのダメ男キャラは安定感があった。カン・ドンウォンを見かけるのは久々。是枝作品は『空気人形』に続き2度目のペ・ドゥナは女刑事役をクールに演じていた。そして子役の存在感がスゴく印象に残るところはやっぱり是枝監督ならではだな。

 

ただ些か不発感があったけどね。なんだか途中で撤収しちゃったような味気無さ。この辺が惜しかった。