仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう! | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

昨日、T・ジョイ東広島で東映まんがまつりを観た。

 

東映まんがまつりという夏休みイベントを観に行ったのはおそらく30数年ぶりかな。きけば、去年復活してから2回目とのこと。

 

僕にとって映画といえば岩に波がザバーンと砕ける三角マークの印象が強いのだが、それは幼少の頃に母親に連れられて東映まんがまつりを観に行ったことが原体験としてあったからだな。

 

今回の東映まんがまつりは4本立てであったが、僕が目当てにしたのは、2番手で上映された、『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』。あの『仮面ライダー電王』10年ぶりの最新作である。

 

今をときめく佐藤健の出世作だった『電王』はTVシリーズ終了後も劇場版という形で新作が作られた時期があったが、それはモモタロスというコワモテと愛嬌が同居したキャラが素晴らしかったことに尽きるな。

 

さて、『電王』最新作であるが、サブタイトルが「プリティ電王とうじょう!」となっていることから分かるが、対象年齢がいつもよりも低め。母親とケンカしたアンナが突然ショッカー戦闘員達に追いかけ回され、成り行きからデンライナーに乗って過去にタイムスリップし、そこで出会ったメロンという同学年の女の子と仲良くなるというハナシ。

 

アンナがモモタロスと融合してプリティ電王に変身するシーンがあるが、劇場版短篇とはいえ女の子がライダーに変身するのは前例があるが主人公にまでなったのは、昭和から続く仮面ライダーシリーズ史上異例なことかも知れない。電王にリボンとフリルをつけて可愛くコーデしちゃうところ(だからプリティ電王)が素晴らしかった。因みにプリティ電王のスーツアクターは、坂梨由芽という女性が担当。広島出身とのこと。

 

アンナ役を演じたのは、高尾日歌(ひなた)。オスカープロモーション子供部に在籍する小学4年生。演技経験はこれが初めてのようだ。明後日28日に10歳の誕生日を迎えるとのこと。一目見て、ブチ可愛いと思った。それにしても、日歌ちゃんはライダーというよりも個人的にはかつて松元環季が演じていたコハナの方が似合いそうな雰囲気であった。

 

今回オーナー役の石丸謙二郎が不在なのは残念だったが、ナオミ役の秋山莉奈はちゃんと出ていた。相変わらず若々しかった。

 

併映の『おしりたんてい テントウムシいせきのなぞ』、『りさいくるずー まもれ!もくようびは資源ごみの日』、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』もそれぞれ味わいがあって面白かった。特に『りさいくるずー』は電王もゲスト出演してここでも暴れていたが、この短編アニメはダンボールアニメなのが画期的。べんぴねこ(スゴイ名前)が監督、脚本、主人公の声とナレーション、そしてアニメーターまでこなしていて、ダンボールジョーがダンボール工作を担当しているとのこと。何気なく実験的な短編アニメが、子供向けという形で公開されているのだから面白い。