パラサイト 半地下の家族 | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

今日、イオンシネマ広島西風新都で『パラサイト 半地下の家族』を観た。

 

 

 

 

カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞。先日開催されたゴールデングローブ賞を総ナメしたりと、現在オスカー最有力候補とまで云われている話題の韓国映画とのこと。

 

失業して貧困にあえいでいる家族が、ひょんなことからブルジョア家族の世話をする仕事をまんまと得て、ブルジョア家族の家にまさに寄生虫(パラサイト)の如く我が物顔で出入りするようになるが、実は……ってなハナシで、格差の現実に対してなりふり構わない手段で抜け出そうと計画する貧困家族は、愚かだなと思うけど、逞しさには感心してしまう。特にソン・ガンホのダメ父親ぶりはイイ味出していたな。

 

これを撮ったポン・ジュノ監督は、長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』から公開作品はワリと欠かさず観てきたと思う。力強い演出力があり、スリリングで惹きつけられるんだけど、敢えてなのかラストは大抵モヤッとするという印象。今回もこの辺は一貫していたな。

 

 

 

 

僕が個人的に注目したのは、ブルジョア家族の長女・ダヘ役を演じたチョン・ジソ。現在20歳。ブチ可愛かったな。

 

 

実は女優になる前は、フィギュアスケート選手だったとのこと。