新海誠監督『君の名は。』を観た。 | 知らずに死ねぬ程のものではない

知らずに死ねぬ程のものではない

元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

一昨日のことであるが、T・ジョイ東広島で新海誠監督最新作『君の名は。』を観た。

 

最初は夢を見ている間だけ男女が入れ替わっているちょっとひねった『転校生』っぽくいったかと思えば、途中で衝撃の転調があり、これで大昔に大ヒットしたすれ違いドラマの伝説的名作と同じタイトルをワザワザ付けた意味を理解したな。

 

ファンタジー性とサスペンス性がスリリングに展開して伏線の張り方も絶妙。そしてラストには胸が熱くなるものがあったな。

 

神木隆之介(そういや子役時代からジブリの常連声優でしたな)と上白石萌音(『舞妓はレディ』)の演技はよかったし、ヒロインの祖母役にあの市原悦子が配されていた。『家政婦を見た』のイメージが高い市原だが、高畑勲監督によるカルト的傑作『太陽の王子ホルスの大冒険』のヒルダ役やかの国民的TVアニメ『まんが日本昔ばなし』のナレーター等、アニメでも代表作がありましたな。長澤まさみによる色っぽい先輩役もハマッていたが、これは長澤がセクシー開眼した『モテキ』の川村元気サンがプロデューサーですからね。

 

あの名作と同様絶賛大ヒット中のようで、巷でもこの映画の話題をよく耳にしますな。

 

これで新海誠監督も宮崎駿監督、細田守監督と同じメジャー監督になったということか。