2012年度上半期映画マイベスト5。 | 知らずに死ねぬ程のものではない

知らずに死ねぬ程のものではない

元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

2012年もあっという間にあと半年。

恒例の上半期マイベスト5のシーズンが来てしまいました。

前年は選ぶのに苦労しましたが、今年も……やや苦労しました。

なんで、2年連続で手応えが少ないのだろうか。

こりゃ、2010年度が凄過ぎたってことでしょうか?

では、いってみましょう。

1位 カリーナの林檎~チェルノブイリの森~

知らずに死ねぬ程のものではない

2位 ちづる

知らずに死ねぬ程のものではない

3位 MY HOUSE 

知らずに死ねぬ程のものではない

4位 プリキュアオールスターズNewStage/みらいのともだち

5位 タナトス


知らずに死ねぬ程のものではない

1位は、少女絡みの不祥事という残念な事態により現在は映画界から引退している今関あきよし監督が、脱原発の思いを込めて数年前に製作した作品。今関監督の過去の罪は罪として、この作品がようやく陽の目を見たことにこそ意義があると思う。

2位は、重度の自閉症を抱えた少女・ちづるを兄が撮ったドキュメンタリー。見方によっては、ちづるの「アイドル映画」として観れる魅力的な作品だ。

3位は、堤幸彦監督が社会からはみ出した者や異端者を主人公としている点では、劇場用長編デビュー作『![ai-ou]』から実は一貫している。関ジャニ∞が主役の所謂「ジャニーズ映画」と括られる最新作『エイトレンジャー』の主人公達にしてもまた然り。社会派としての堤監督の本性が一番出た作品ではないだろうか。

4位は、「プリキュア」シリーズの入門篇として優れている上プリキュアがごく普通の女の子の視点主体で描かれていたのが秀逸。時に憧れの存在、また時に畏怖的な存在として見方の変わるのが面白かった。

そして5位は、安定感のある演出に定評がある俊英・城定(じょうじょう)秀夫監督がプロボクシングの世界をコクに描いた佳作。城定監督はもっとイケる筈。

今年は、こんなところです。