
イイ意味で意表をつかれるのは、リクールが発行する住宅カタログ誌「SUUMO」のCMですね。
ココロの声シリーズと銘打った3部作のドラマ仕立てで、水橋研二と清水美郷扮する若い夫婦がマイホームを手に入れるまでのハナシなんだけど、登場人物のココロの声が背後にいる4人の分身が喋るシュールな形で表現され笑いを誘うのだが、夫・水橋がとにかく優柔不断でマイホーム購入にも踏み切れずにいて分身に励まされる様が可笑しい。田口トモロヲがカタログ誌の化身的存在として現れ、さり気なくマイホーム購入の背中を押し、最後の妻・清水のサプライズには妙に目頭が熱くなってしまったな。
映画館の上映前に2度程観た事があるが、2度共感動した。
これは、完成度が高いと思う。