東機関 | しらさぎ二郎のブログ

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今年もまた8月15日がきました

終戦記念日

 

昭和23年(1948年)に終戦は記念すべき日ではない、

と言う意見があり、国会でこの日を

『追憶の日』

とする議論がありましたが却下されてしまいました。

                         

ふーん、なんでだろう

 

 

最近では「終戦の日」と言われています

 

 

スタースタースター

 

 

 

            昭和20年(1945年)8月6日   広島に原子爆弾投下      

8月9日に 長崎に原爆が投下

 

 

 

 

 

 

驚異的な新型爆弾の情報を察知し、このニュースを日本の大本営に

送っていたスペイン人の

スパイがいたことをご存知でしょうか?

 

 

アンヘル・A・デ・ベラスコ

日本の『東機関』の諜報活動員です。

            

 

 

 

  

                    

        

           東機関ってなあに?

 

駐スペイン特命大使、須磨弥吉郎が駐スペインの一等書記官三浦文夫と共に

第二次世界大戦時に新枢軸的なスペインを拠点にアメリカの

情報を収集することを構想し1940年に開設したのが『東機関』。

 

そこで

 

ベラスコは

アメリカが新型爆弾を作っていると言う情報を得た。

 

その威力のある新型爆弾というのは

爆発の際、広範囲に1000度以上の高熱を発するもの

原子爆弾である

戦争末期にこの新型爆弾について日本の大本営に警告を発し続けたが

日本の上層部はその情報を無視した。

 

 

「東機関」のスパイの一人はなんとサンディエイゴの

サン・ルイス・レイ教会で神父になりすまし

出征する海兵隊兵士から懺悔を受ける形で情報をとった

 

 

そこまでして今までに例を見ない超大型爆弾・原爆の情報を

日本に送ったにも関わらず

日本の大本営は強気で

我々はそんな爆弾に屈するような腰抜けではない!

と言ったという。

 

 

 

スタースタースター

 

 

よく歴史に『もし〜』はない

と言われますが、

 

もし

あの時、日本の大本営がこの新型爆弾の威力を受け入れ

戦争を終わらせていたら

広島、長崎の悲劇はなかったでしょう。

 

 

大本営のこの判断がどれだけの多くの人を苦しめたか。

                      

広島で亡くなった方は14万人、後の犠牲者を含めると35万人にもなります

長崎 の犠牲者は7万4千人

 

そればかりではありません。

私がいまでも恐ろしいと思うのは広島のある被爆者の言葉

 

「あの日から蝉が鳴かない、空には鳥も飛んでいないから

鳥の声がない、木々がざわつく音もないし

子供の走り回る姿がないし笑い声がない、

音のない世界

あるのは人の呻き声だけ」

        

               ひどい!

 

 

スタースタースター

 

 

それから40年程経った

1982年のことです。

この「東機関」の回想がNHKで放送されました。

 

 

73歳になったベラスコが現れ

涙ながらに語った彼の言葉が忘れられません。

 

「我々のあの夢と力、それらはどこに消えたのか

なんて無駄な努力をしたんだ」

 

「無駄な努力」

そう命懸けで得た情報、

無駄にしてほしくなかった!

 

 

あれから80年が過ぎました。

考えてみると80年の間、日本は復興に向けて生活し

平和を守ってきたのです!

 

被爆死没者慰霊碑

 

 

「安らかに眠って下さい

過ちは繰り返しませぬから」

 

 

 

原爆投下後、広島には100年草木は生えないと言われました

今、緑が生い茂っています

映像はお借りしました

 

 

これからも私たちはこの平和を大事にしましょう

過ちを繰り返さないために照れ

 

 

 

合掌

 

 

 

 

スタースタースター

 

今日のお料理

空芯菜のポタージュ

 

 

さっと茹でた空芯菜を水を加えてミキサーにかけ

裏漉し、ホワイトソースにブイヨンを加えて少々煮ました。

空芯菜はビタミン、ミネラルたっぷり。

夏バテ防止で暑い夏を乗りきりましょう。

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございました。

 

文、料理;しらさぎさちこ

イラスト;しらさぎさやか

写真;しらさぎ二郎