タコは
墨を吐いて敵を撹乱させたり、岩場や砂地では周囲の環境に合わせて体色を変化させます。
だから
「海の忍者」と呼ばれています。
それにタコは大変なグルメなんです。
一番の好物はなんと伊勢海老と鮑
え！
タコが鮑や伊勢海老を食べるの？
どうやって？
タコがアワビを獲る時は足でアワビの呼吸口をしっかりと塞ぎ、
苦しくなったアワビが岩から離れた瞬間に食べてしまう。
相当の知恵ものですね！
では次にタコはどうやって伊勢海老を食べるのでしょうか？
外見だけ見れば伊勢海老は硬い甲羅によって覆われていてタコに襲われるとは思えない。
でも、タコは伊勢海老に絡みついて足の真ん中にある鋭いカラストンビで硬い殻を砕いて簡単に食べてしまいます。
伊勢海老はタコに捕まったら硬い甲羅も簡単に砕かれてしまいます。
えっ！？
あの口の中にカラストンビなんてあったかな？
あのね、私たち人間が形からして口だと思うのは『漏斗』で墨、卵、糞を吐くところなんです。
本当のタコの口は八本の足の真ん中にあります。
はい口はここにあります。
日本に限らずイタリアの
ヴェスビオ火山の噴火で埋没した古代ローマの都市のポンペイの壁画にもタコが伊勢海老にしっかり巻き付いた姿が残されています。
その横にタコを狙うウツボがいます！
イタリアに伊勢海老がいるんだね。
ではタコの天敵は？
ウツボです。
ウツボは「海のギャング」と言われています
タコはウツボに襲われたら墨を吐いて逃げるより他はない
しかし逃げきれなければウツボの鋭い歯によって噛みちぎられてしまいます。
なので、タコの好物の伊勢海老はウツボと共棲していることが多いとか。
ふ〜ん海の中で生きていくのも大変なのね。
いくら「海の忍者」と言われても「海のギャング」には敵わないんですね！
タコ料理は色々ありますが稚内に行った時にいただいた『タコしゃぶ』が美味しかった！
ものすごく薄くて透明なミズダコです、タコそのものに癖がないのでポン酢でも胡麻だれでも美味しくいただけます。
それにタコにはタウリンが豊富で疲労回復に効果があります。
その後、そこのお店から冷凍、真空パックしたミズダコを送ってもらいました。
我が家の鍋料理の一つになりました。
でも、なんと言ってもタコといえば「たこ焼き」です。
我が家のたこ焼きにはタコが入っていません。
カスタードクリーム入りです。
えっ！
カスタードクリーム入りのたこ焼き？？？
そんなレセピ、あったかな？
あった、あった
しらさぎ家オリジナルのたこ焼きです。
今日のお料理
タコのアヒージョ
材料はこちら
タコ オリーブ油、ニンニク、粗塩 （お好みでパセリのみじん切り）
小鍋にオリーブ油とニンニクのスライス、粗塩を入れ火にかけてニンニクの香りがしたらスライスしたタコを入れて出来上がり仕上げにパセリのみじん切りをトッピング。
タコを入れたら煮過ぎないのがポイント。
簡単、１、2分でできます。
ご訪問ありがとうございました。
文、料理；しらさぎさちこ
イラスト：しらさぎさやか
写真；しらさぎ二郎