我が家にはお配りものや戴きものの手拭いが結構あります。ただ寝かせておくのはもったいないけどキッチンで普段使いするのは忍びない。ブックカバーや袋物も良いですが柄を活かして扇子に挑戦したところ思いのほか好評だったので ψ(。。)

☆用意するもの☆
手拭い:薄手の浴衣地やハンカチも良いと思います
100円ショップの扇子:布(ポリエステル)張りのもの←すっごく重要 
 ペリペリ剥がしやすいし型紙として使い回します。淡い色合いだと柄の確認がしやすいです。ショップによっては骨の色も数種選べるので生地に似合う色を選んでください。サイズは21cmが標準的。男性用には一回り大きい23cmでも。
はさみ:布が切れるもの
木工用ボンド
プラカップ:ボンドを溶かすのに使います。ゼリーとかのカップで
平筆
マスキングテープ:通常の幅と細幅の2種類あると便利です
ねんど板またはポリ製のランチョンマット(100円ショップで入手できます):糊付の下敷きとして使います。
定規:端から目盛が付いてるとベター
ハンカチ位の布
アイロン


1. 扇子を目一杯広げて裏側の骨をマステで固定。


2. 表に反してセンターと左右半分辺りの骨に上からまっすぐテープで目印をつけます

(って剥がし始めてから思い出して慌てて作業したのがこの写真^^;)

3. 縁の折返し処理をチェックしてから布を剥がします。骨が折れないように押さえながらゆっくりやりましょう。表側に目印として貼ったマステは布の縁で切り離し。縁のパイピングテープは布についたままでOK
 

4. 水を含ませた布で骨を挟み縁に残ったテープの糊を溶かしながらきれいに剥がします。


5. 骨を乾かす間に剥がした布と手拭いとにアイロンがけ。それぞれに合った温度で。

6. 剥がした布を型紙として手拭い表の上に重ねて切取る柄の位置を決めます。まず中心に1本、左右外側に向かって数箇所と両端をマステで固定。

型紙布が淡い色だと手拭いの柄が透けてみえるので位置決めしやすいです。

7. 扇の要側は型紙の位置で、両端と上は1センチ位外側で切り抜きます。

 

8. ボンドを3~4倍の水でダマが残らないようにしっかり溶きます。


9. 骨の上に型紙をつけたまま切り取った布を置きます。中央の目印を合わせると...両サイド布側の目印が骨の目印より外側になります(;^_^A これスムーズに畳むための遊び部分なんですね。私は上手く調節して貼る技がないので無視して位置を調整します。それでさほど問題ありません(・ω・)/ もちろん技術がある方は是非挑戦してください。


10. 布の位置決めができたら型紙を剥がします。布を半分折戻して中央目印の骨に水溶きボンドを塗り布をのせます。外側に向かって骨と布全体に水溶きボンドを塗っていきます。布がしっとり濡れるくらい。片側が終わったらもう片側を。
 
布の遊び分が横に伸びてくるので要側の位置を調整してください。

11. 端はかなり余るので骨幅程度にカットしたら折返して二重に。折り返した布が表側にはみ出さないよう注意。はみ出していたら剥がして布を裁断して貼りなおしましょう。
 

12. 全体に糊付したら骨と布が離れているところがないかチェック。隙間があったら筆で上から押さえます。


13. 表を上にしてねんど板にのせた状態でしっかり乾かします。生乾きだと次の工程で布が伸び型崩れの元となるので要注意。自然乾燥が待ちきれない時はドライヤー使ってもよいかと。


14. 乾いたら全体に軽くアイロンを掛けてパリっとさせます。

15. 縁を折返し処理するため骨から4~6mmに印をつけて裁ちます。これは6mm

※売っている扇子のように骨丈で布を切って縁を7.5mm幅のマステや粘着テープで包んでもOKですが使っているうちに剥がれてくるかも?な不安があったので私は折返しにしました。


16. 指で折り目を付けます。外骨の先端を剥がして折込めるようにします。



17. 本体側に水溶きボンドを塗って折返し圧をかけるよう押えます。浮いてきたら筆で押さえます。


18. またしっかり乾燥させます。

19. それでも浮くのでスチームアイロンで押えたら折り目をつけます。骨を1本ずつ重ねるように合わせるときれいに折れます。


20. 折り目がしっかりつくように輪ゴムで止めて半日程度固定したら出来上がりo(^▽^)o





布の厚みで見た目がちょいブサなのと閉じるのに若干手間がかかりますが自分で作ると愛着がわくので扱いもそんなに面倒な感じがしないのが不思議です

最後までお付合いありがとうございました^^