77年前の今日 白浜町は 昭和南海トラフ巨大地震・大津波で甚大な被害 | 南紀白浜で暮らす

南紀白浜で暮らす

長年住み慣れた大阪から石垣島に移住。その後、2011年に南紀白浜に移住しました。
南紀白浜を中心とした素晴らしい景色や行事、アドベンチャーワールドのパンダなどの動物達のこと。
そして日々の生活、好きな旅行や海の中のことなどについてもご紹介したいと思います。

 南海トラフ巨大地震・津波は

止ることはできないが

 

  被害は

その対策如何で

少なくすることができる。

 

観光と暮らしは、

防災とセットで

 

   考えなければならない時代。 

 

だと危機感を持っています。

 

 

 

 

今日の白浜半島は、時々 10m/S を越える北北西の強い風が吹いていて海は荒れていますが、いたって平穏です。

 

 

 

 

 

 

今日は、昭和南海地震が発生した日です。

77年前のことです。

 

昭和21年12月21日午前4時19分ごろ昭和南海地震が発生し、大津波を伴い沿岸地域に甚大な被害をもたらしました。

 

白浜町では、死者15名、行方不明3名、怪我人多数。家屋流出42戸、同全壊28戸、同半壊582戸、床上浸水410戸、床下浸水42戸など甚大な被害が出ました。

 

 

この地震のことについては、毎年、防災に関する日には触れていて、以前、白浜町内にある津波記念碑など ( 津波の到達地点を記録 ) について、実際に現地に赴き写真を撮ってコメントを書いています。

 

    →  こちら です。

 

 

南海トラフ地震などについて、

地震や津波の第一人者である元京都大学の鎌田名誉教授が、

 

科学的に分析して、

地震は、

2035年を軸として

前後5年内に必ず起きる

 

と明言しています。

 

ですから、早ければ今から6年から7年後に発生することになります。

 

 

南紀白浜も、もし夏場の休日に発生したら大惨事となってしまいます。

 

津波は、白良浜で発生から5分で1メートルですから、

地震で揺れている最中に到達することが十分考えられますから、泳いでいたり、砂浜で遊んでいる観光客が、指定された避難場所まで逃げられるのか、大変疑問に思っています。

 

観光地にとって、マイナスになることはあまり言いたくありませんが、これは官民ともに、もっとソフト、ハード面での備えを強化して確実なものにしていかなければならないと思います。

 

観光や暮らしについて考える時、防災もセットで考えないと被害を拡大させることになってしまうと思います。

 

 

南海トラフ地震などについて、2022年3月17日付で和歌山地方気象台が、分かりやすく説明をしています。

 

『 南海トラフ地震と気象庁の地震情報 』 

  ( 次のURLをコピーして検索すると情報が分かります。 ) 

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/081100/sizenkankyou/index_d/fil/R4_3_shiryou2.pdf

 

 

白浜町津波ハザードマップ ( 白浜地域 ) です。

 

 

 

夏場の海水浴客で混雑する白良浜は、南海トラフ巨大地震のハザードマップによると、

 

       5分で  1m

      9分で  3m

     13分で  5m

 

となっています。

 

人間は、50cmで歩けないそうですから、大地震の場合は2、3分間揺れが続くそうですから、そう考えてみると先にも言いましたが、下手をすると逃げ始める前に津波が来るおそれがあります。

 

満潮時の場合や、津波の遡上 ( 4倍くらい ) を考えると本当に怖いですね。

 

 

白浜町では、「 観光防災デジタルマップ 」 を作成しています。

それはそれで価値があると思いますが、スマホの機能などに戸惑うお年寄り、そしてその存在を知らない観光客もおられると思いますので、やはり案内板を作成して逃げ道を矢印で明確に示し誘導しては如何かと思います。

 

何処か忘れましたが、避難場所までこまめに矢印で誘導している自治体もありましたね。

 

いずれにしても観光地も例外ではありませんから、実際に訓練を繰り返し行うことが肝要ではないかと思います。

 

 

 ~  南海トラフ巨大地震を正しく恐れて対策を  ~