この記事で Pythonという プログラミング言語が とても便利だと紹介しましたが;
 

 

 

 

ブログ本館で 連載中の 『糖尿病の精密数理モデル』という記事に登場する,PWC監査法人が開発した 糖尿病発症予測プログラムも,やはりPythonで記述されているようです.

 

 

The model consists of a series of first order ordinary differential equations and algebraic equations coded in Python.

 

このモデルは、Python でコード化された一連の 1 次常微分方程式と代数方程式で構成されている。

(Sarkar 2018 )

 

そういえば,政党の維新の会は,過去の選挙の開票データをPythonで収集し,分析しているようです. 実に いろいろな分野で使われているのですね.

 

 

このPythonという名前は,英国のハチャメチャなギャグコメディーグループの『Monty Python』からつけたことは明らかです.

(C) ユニバーサル インターナショナル

 

今,日本では データ件数がべらぼうに巨大な(例えば 1億件以上とか)データを処理できるIT技術者が決定的に不足しています. しかし,Pythonは,GoogleやAmazonなどがこのプログラムで動いていることから分かる通り,そういう分野にもっとも向いているプログラム言語です.プログラミング言語だからといって,いわゆるIT系,理系の分野だけに限りません. 社会科学・心理学などでも,膨大なデータを解析する際,今やPythonが一番便利な手段なのです.

ところが日本では Pythonを自由にあやつれる人は ほんの数えるほどしかいません.IT関係の求人で,『Pythonができます』と言えば もう ひっぱりだこです.

うーーん,私も もうすこし 今より相当若ければ,応募するのですけどね.

このブログを読んでいる人に 若者がいるとは思えませんが,高校生以下のお子様・お孫様をお持ちの人がいたら,ぜひPythonを覚えろと薦めてください.

小学校からタッチパッドを使ってきた 今の子供たちならPythonは 理解が早いはずです. 将来 文科系・理科系 どちらにいっても役立ちます.

 

とりあえずこのあたりの入門書でも読ませておきましょう.

 

(C) 講談社