どの時代でもそうでしょうが,小さな男の子は「強くてカッコいいもの」に憧れます.
現代の子なら,それはサッカー選手かもしれませんが,ぞるばの子供時代には,断然 戦闘機でした.
最近 三沢の航空科学館で,ようやくあこがれていた ロッキード F104の操縦席(Cockpit)に座れましたが,うーん時間が経ち過ぎていましたね.
その頃の私は,チラシの裏に
せかい さいきょうの せんとうき
の『設計図』(笑)をよく描いていました.
「ええと,機関銃はここにつけて,爆弾も10発積んで,そうだ ロケット砲もあればいい. これで世界最強だっ!!」
という具合.
それを見た父親から『息子よ,それでは 重すぎて空を飛べんぞ』と指摘され,トホホ
ぼくのかんがえたとうしつせいげんしょく
糖質制限食について,ああだこうだと評論している人をネットではみかけます.
糖質を制限すると,カロリー源は たんぱく質と脂質だけになるだろう,つまり『肉とアブラでギトギトの食事』になる,その場合,心臓がああなって,腎臓がこうなるだろう. さらに米を食べないから食物繊維も不足して....
これは典型的な『僕の考えた糖質制限食』ですね.どうして糖質を制限すると野菜は一切食べなくなると思うのでしょうか? たんぱく質は肉だけでしょうか?
実際に 自分が糖質制限食をやってみればすぐにわかることなのに,頭の中だけで考えているからそうなるのです.
米国に出張した際,ホテルで朝食を摂っていたら,若いお兄さんに『お,あんたベジタリアンだねっ!』と声をかけられました. 私の皿には 野菜が山盛りだったので,その下に埋もれていた目玉焼きとベーコンが見えなかったのです.本当に糖質制限食を実行すると,そうなるのですよ.想像ではなく 自分がやってみればすぐにわかります.
なお,『肉とアブラでギトギトの糖質制限食』は,私の造語ではありません.
2012年頃に,日本糖尿病学会幹部の某教授が 講演の中で2回も繰り返して使った言葉です.