大山積神社、参拝してみた【初ソロしまなみ海道】 | 週刊じんぎかん〜神祇伯の神社放浪記〜

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ただの神社好きが参拝した神社の感想なんかを感情の赴くままに書いてます。あと長文です。
一応毎週日曜に更新しますがたまに長らく投稿しない時があります。なので「あ、更新してるわ見てやるか」な軽ーい気分で読んでください。
どうぞよろしくお願いします。

おはようございます。わたしです。

無事新元号決まりましたね。

令和(れいわ)」ですね。


そして四月に入りまして、

二十四節気は「晴明(せいめい)」になりました。

万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳したものだそうです。

某陰陽師さんはお帰りください。

あとFGOにまだ出ないんですか。

七十二候は「玄鳥至(つばめきたる)」で、

九月ごろの二十四節気「白露(はくろ)」の末候「玄鳥去(つばめさる)」の対になります。

あんな小さい体のどこに、海を渡る力があるのでしょうね。


さて暦の話はこの辺にして、

今回は大山祇神社です!!

あ、先輩助勤お疲れ様でした。

ちなみにみなさん、四国と本州を結ぶ3つの陸路の名称をご存知でしょうか?

岡山と香川を結ぶ、電車と自動車が両方通行する橋(鉄道道路併用橋)の中で世界一長い「瀬戸大橋」を通る瀬戸中央道自動車道

神戸と淡路島を結ぶ世界一長い吊り橋の「明石海峡大橋」と淡路島と徳島を結ぶ「大鳴門橋」を通る神戸淡路鳴門自動車道。

広島と愛媛を瀬戸内海の6つの島を経由する西自動車道(しまなみ海道)

です。

そのうち、この大山祇神社はしまなみ海道の大三島という島に鎮座しています。


『延喜式神名帳』では伊予国越智郡七座の名神大社として記載され、

明治の近代社格制度では国幣大社に列格、

戦後は神社本庁の別表神社に指定されています。


総門です。

未だ新しい材木の名残と匂いがします。



どえらい背筋ピーンな獅子と狛犬ですね…

ひろみちお兄さんもDAIGOもびっくりです。

びっくりした顔なのはむしろこの二頭ですが…


総門を潜るととても遠くに階段が見えます。

ここかなり広いですけど、お祭りの時に人が集まったりするからなんでしょうか?


手水舎ですね。

むしろこちらの方が総門より古そう。


参道の中央に見えていたのがこの楠です。

この大三島に祭神をお祭りした乎知命が手ずから植えた楠だそうで、天然記念物になっています。

樹齢2600年…ひええ…


こちらが随身門。

こちらも少し木材が新しめですね。



そして拝殿です。

先ほどの神門2つに対して、こちらは黒く歴史を感じますね。

御祭神は名前の通り大山祇神で、国生み神話においては、天照大神より先に生まれ、山の神として有名です。

娘神は富士山信仰の浅間神社の祭神である木花之開耶比売命で、瓊瓊杵尊の義父にあたります。

お、お義父さん!!!!

一宮に選ばれたのも、日本神話に登場し、且つ皇族の親族となった点で信仰が篤かったんでしょうか。
 
あとは山の神として生まれたということは、ある種大地の神としての特性もあるが故に、

離れ小島ではありますが国土鎮守の神威を期待されたのでしょう。

つまりグラードンですね。

あれ、でも海上交通の神でもある…両方?


本殿は三間社流造の檜皮葺です。

また、ここは鎮座する島により「大三島大明神」と呼ばれており、

全国にある「三島(嶋)神社」「大山祇神社」の総本宮とされています。

伊豆国一宮の三嶋大社もここから勧請されたという説があります。


そして、授与所の奥には宝物館があります。

大三島ICを降りたときに大山祇神社の案内看板があるのですが、

「日本一の武器の博物館」みたいなとこが書かれています。

今回は中に入っていないのですが、どうやら刀剣、甲冑、弓箭類が多いことが特色らしいです。

その理由は、伊予国の有力豪族だった河野氏による河野水軍が大山祇神社を信仰しており、その奉納品であるそうです。

ちなみに日本にある国宝、重要文化財に指定されている甲冑のほとんどはこの宝物館のものです。

刀剣乱舞勢は是非。刀剣類は少ないかもですが。


こちらは社殿の左側の壁の外に鎮座する末社・御鉾神社です。

ここの狛犬さんは変顔してますね。

ちなみに随身門の中の武士も同じように目を見開いてます。

なんか怖い。


その御鉾神社の前を通り抜けて境内を出ると、大きな屋敷があります。

大山祇神社の宮司一族である三島氏の屋敷でしょう。

ちなみに現在の宮司さんも三島さんで、血筋は途切れていないようです。



奥の院があるというので行ってみました。

30m(車不可)とありますが、単に車での侵入が30mまでというだけで、

30m先がゴールではありません。

まんまと騙されました。



そのまま参道を歩きますと畑が見えてきます。

そう、みかん畑です。期待を裏切りませんね。


そして到着しました。

看板には「生樹の御門」と書いてましたが、ホントにガチの樹木によってできた門でした。

しかも天然記念物…

そしてその御門をくぐれば今度は桜のアーチが。

これは時期が良かったですね。軽いお花見です。


その奥にあった建物、こちらがおそらく奥の院です。

元は神宮寺だったらしく、今も御神体の木像が納められています。


帰り際に社務所の横で見つけた樹木。

「雨乞いの楠」と書いてまして、樹齢がなんと3000年!!

真ん中の楠より歳上やん…

つまりは、ここに大山祇神社が鎮座する前から植わっていたということになるんでしょうか。

自然の生命の偉大さを感じる参拝となりました。


先ほどの四国と本州を繋ぐ3つの陸路のうち、

しまなみ海道だけは自転車と原付専用の道路があります。

なので、ぴっちりしたスーツに身を包んだ参拝者が何人かおり、

福山か今治から漕いできたのでしょう。お疲れ様でした。




タケちゃん、是非行ってみて!

こんな感じで綺麗だよ!!



さて、いかがでしたでしょうか。

ここからは雑談を。

ついに私も社会人として働き始めました。

やはり最初は覚えることが多いので、何からやったら良いのやら。

他にも色々変化があったせいでなかなか大変ではあります。

失敗するのと怒られるのは最初のうちは覚悟の上でやるしかないですね。

私は特殊なとなりましたが、最初のうちはどの職業も同じような境遇です。

仲間はたくさんいるので、それを糧にこれから頑張っていきたいと思います。

職員さんみんなええ人やとええけど…


さて、紙面も尽きてきましたので、ここら辺でお開きとさせていただきます。

今回は参拝予定と登校日が重なってたので、急遽大山祇神社さんにしました。

次回はあらかじめ予定していた神社を投稿します。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m