おはようございます
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、ご訪問いただき、ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
今回は、
龍神様やお不動様などの
神仏にも「位」があるという話です
神様の「位」の考えは、
陰陽道から来ています
陰陽道は、
古代の中国で起こった思想で、
万物を木・火・土・金・水の五行に配当する
というものです。
方位や色も五行に配当されており
王位は、
木は、東。火は、南。土は、中央。金は西。水は北。
色は、
木は青。火は赤。土は黄。金は白。水は黒。
となっています
陰陽道では、
龍神様やお不動様などの神仏も
「色」で、格付けされていて、
例えば、龍神様であれば、
青龍様・赤龍様・金龍様（＝黄）・白龍様・黒龍様とありますが。
この中で金龍様が一番上位
その次が、白龍様、
そして黒龍様、
次に青龍様となり
一番庶民的なのは、
赤龍様です
なぜ、このように「位」があるのか
というと、
陰陽道では、
五行で中央に位置する土を一番上位とし
土から金が生じる
金から水が生じる
水から木が生じる
木から火が生じる
という理論から、
土に配当される金（＝黄）が一番上位、
土から生じる白が二番目、
金から生じる黒が三番目、
水から生じる青が四番目、
木から生じる赤が五番目
と割り当てられたのです。
そして、龍神様には、菩薩様が付き添っています。
金龍様には、
日光菩薩様、月光菩薩様のどちらかが
白龍様には、
十一面観音様か、白衣観音様のどちらかが、
黒龍様には、
妙見菩薩様が付き従っています
お不動様は、
都内では、
目黒不動が有名ですが、
目青不動様・目赤不動様・目黄不動様・
目白不動様・目黒不動様とあり、
五不動は、五色に分けられますが
龍神様と同様に、
五行説から
目黄不動様＞目白不動様＞
目黒不動様＞目青不動様＞
目赤不動様
となります
徳川期に、
大僧正、天海上人は江戸城の結界として、
五不動を配置しています
実は、龍神様やお不動様だけでなく、
観音様やお地蔵様にも、「位」があって
観音様は、手の組み方で教えてくれます
何も手を組んでいないのが、
最も庶民的で、
高い位に行くほど、手を組み合わせます
観音様は、四十八の手の組み方を持っていて、
そして、両手の位置が高い程、庶民的で、
低い位置の方が、次元（＝位）が高くなります
（又、両手を広げていながら小指を曲げているのは、
子育て観音です）
お地蔵様は、見分け方が分かりにくいのですが、
頭の丸みで、判断します。
横に長い程庶民的で、
見事なまん丸な頭が、
位が高くなります
参考記事
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。
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