おはようございます
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
明日の9月9日は、
重陽の節句ですが、
奇数の最大数の「9」が二つ重なります
それで、
この日を
「陽の気が最強の特異日」としました。
そして、
古来より中国では、
この日に禊を行い
禍を除ける伝統行事が行われていたのです。
陽のパワーが強い日は、
個人の能力も最大になり
各自の潜在意識もパワーも表に出るのですが、
潜在能力は、
霊的な能力と同じなので、
こういうときは、
人が
霊的なモノを感受する力も強まり
そして、
中国では、
重陽の節句には、
この時期に見ごろの
菊に、
邪気を祓う霊力があることから
行われていたので、
重陽の節句は、
「菊の節句」と呼ばれるようになっていきました。
菊の花は、
つぼみが丸い形をしているので、
古代のエジプトや中国では、
この形が太陽を表わすとしていました
それで、
菊は、
生命力が強いことから
空に輝く太陽神の
恵みを表わす花となり、
農作物の恵みを表わすシンボルとして、
ワインを入れる壺や瓶の装飾に
菊の文様が用いられるようになったのです。
又、
中国でも菊は、
秋の収穫をもたらす恵みのシンボルとされ
「菊」の字は
米や麦などの穀物を(両掌で)「掬(すく)う」という文字に
草冠を付けて出来たと
いわれています。
それで、
中国では
菊の花の持つ生命力や
不老長寿の霊力を表わす伝説が
多数残っていて、
重陽の節句の行事いくつかは、
その伝説がもとになっています
能の演目にもある「菊慈童」も、
その一例で、
周の皇帝に寵愛された美少年が
ライバルに追われて山に籠り、
その七百年後、
魏の皇帝の命を受けて、
不老不死の水を探していた勅使が、
山中でその少年と出会います。
少年は菊の葉から滴る湧き水を飲んで
不老不死を得て、
七百年間、
年を取らずに命を長らえていたという話しで、
それが重陽の節句に用いられる
菊酒の由来となっています
重陽の節句が日本に伝わったのは、
平安時代頃です。
当初は、
中国から薬草として伝承した
菊の花と共に、
薬効の伝承として伝えられたのですが、
それが、
宮中行事に取り入れられていきました
菊は中国伝来の
貴重な花だったので、
貴族たちは
こぞって立派な花を育て、
重陽の日に
育てた菊の花の優劣を競う
「菊合わせ」や
選ばれた菊の花を愛でる
「観菊の宴」が行われていました
観菊の宴では、
菊の花や菊を浸した水で醸造した酒を
不老不死の菊酒として、
盃を交わし、歌を詠みました
そして、
秋に収穫された五穀、芋や栗や果物などを
宴で食し、
太陽の恵みの生命力を
身体に取り入れ、
強過ぎる陽の気に
負けない気力を得ようとしました。
(現在でも行われる菊の品評会や菊人形は、
菊合わせや観菊の宴が伝わったものです)
又、
この日は、
人々は、
菊の花に薄い真綿を被せて、
菊の香りや露を染み込ませた「着せ綿」を作り、
不調を治そうとしていました。
さらに、
菊の花を湯船に浮かべて、
蒸気やお湯に身体を浸して、
邪気を流していました
人々は、
何よりも恐れていたので、
重陽の夜は、
布の袋に菊の花をつめて、
眠りに付いたのです。
そして、
日本の天皇家の紋章は菊ですが、
菊紋(十六菊紋)が普及したのは、
平安時代の後期です
皇室が最も古くから使用していた紋章は、
日月紋(じつげつもん)で、
天皇のシンボルは、「太陽と月」だったのです
それが、
平安初期からは、
桐紋も使われるようになりました。
それで、
後鳥羽上皇(1180~1239)が、
菊紋を好んだので、
その後の歴代の天皇もそれを継承し、
菊紋は、
鎌倉時代から
皇室の専用紋となりました
以降桐紋は、
足利氏や豊臣氏にも下賜されましたが、
菊紋は、
明治時代以前は
神社でも
皇室と縁のある一部の神社しか使えず、
使えたのは、
伊勢神宮、宇佐八幡、上賀茂神社、下鴨神社の
四社だったそうです
太陽神の
アマテラスの末裔とされる
皇室の紋章が、
エジプトや地中海文明でも
太陽神の象徴とされる菊の紋章に
なったのは、
不思議なシンクロです
これは、
太陽と
菊の花とは、
霊的に「繋がっている」という意味で
太陽神と菊の花の繋がりは
人類が共通に持つ
集合無意識の象徴という
宇宙意識の表れでもあるのです
参考記事
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