こんにちは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
今日は、不幸な人生を送った人の形見を身に付けても良いのかについてです
少し前なのですが。
アラサー女性のUさんから、ご質問を受けたことがあって。
Uさんの叔母さんが50代で、病気で亡くなられたそうで
叔母さんは、お母さんの妹さんだそうですが。
お葬式の後に遺書が出て来て。
叔母さんの着物と帯をUさんに譲ると書かれており
十数枚の着物と十点ほどの帯と和装小物をUさんは、形見分けとして譲り受けました。
Uさんは、神社仏閣巡りが趣味で。
これから、着物を買って、着付けの練習をして、着物姿で神社やお寺を散策したいと思っていたところに
ちょうど、叔母さんの着物を譲られた形になったのだそうです。
叔母さんの着物は良く管理されていて。
着物や帯の柄もレトロで素敵なものが多く
Uさんと叔母さんは、体型も変わらないので。
形見の着物はすぐにでも着れそうでしたが。
Uさんが気にしていたのは。
叔母さんの人生が、決して幸せとは言えなかったことでした
叔母さんは、ニ度結婚しているのですが。
二度共、結婚して数年以内に夫が難病を発病して、亡くなっているのです
さらに、子供が欲しいと願っていたのですが、流産を繰り返したとかで
叔母さんも元来病弱で。
若いときは、学校の先生をやっていたそうなのですが。
身体が弱くて、仕事を続けられず。
中年期も、子宮を摘出するようなことになったり
その後も、亡くなるまでに複数の病気で入退院することを繰り返し
仕事上でも、教員を辞めた後、事務職に転職したのですが。
直属の上司が突然亡くなることが何度もあったそうです
プライベートでも、友人もおらず。
Uさんのお母さんとたまに会うだけで、後はほとんど孤独だったようです
Uさんは、
「こんなことを言ってはいけないのかもしれませんが、叔母といると不幸が移るような気がして、積極的に会いたいという気持ちになれませんでした・・それで、叔母とは親戚の冠婚葬祭のときにたまに顔を合わせるだけで、ほとんど話しをしたこともないんです。母は、叔母は無口だったけど、人柄は悪くなかったと言っていますが・・」と言い。
Uさんは、結婚してまだ数ヵ月だそうですが。
仕事は続けたいし、これから子供も授かりたい
それで、叔母さんの形見を身に付けることで、生前の叔母さんの運が移行する形になって。
ご主人や仕事上で世話になっている上司に何かあったり、妊娠しても流産してしまったり、健康面で問題が出てくることを恐れていて
「叔母の形見の着物は、やはり処分した方が良いのでしょうか」と尋ねられたのですが。
これは簡単に捨てない方が良いのです
孤独で不幸な人生を送ってきた方は、亡くなってからはほっとしているのではないかと思いがちなのですが。
実は、あの世でも寂しいのです。
叔母さんの着物は、大切に扱って、着てあげた方が供養になるのです
そして、叔母さんの着物は管理がきちんとされていたとのことですが。
もし、故人が大切にしていたものが傷んでいたときは。
可能な限り修理して、置いてあげると良いのです。
不幸な人生を送ってきた人の形見を供養の意味で身に付けると。
感謝をしてくれる度合いが普通の仏様より何倍も強いのです
その代り、いい加減な扱いをすれば、恨みも強くなるのです
亡くなった方に縁のあるものを形見として譲り受けたときは。
故人の生き方にかかわらず、大切にしてあげると良いのです。
ただし、形見分けをされたものは。
故人の幸不幸にかかわらず。
身に付ける前にお清めをするのが礼儀で
何もしないと、禍が起こりやすいです
着物の場合は、紙か布に包んで。
仏壇があれば、仏壇の前に置いて。
米・塩を着物の上にまいて、一晩置いて下さい
着物に限らず。
家とか、土地とかジュエリーなどを譲り受けたときも、お清めをした方が良いのです
故人が身に付けていたものや財的な関係のものは、しっかりお清めをするべきなのです。
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。
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