こんにちは~、白川葵です
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さて~、このブログでは、最近出雲大社ネタが続いておりますが~
今回も、大社ネタにお付き合い下さいませ
で、出雲大社といえば、謎が多いのですが。
本日は、あの有名なしめ縄の謎についてです
この大社名物の巨大なしめ縄ですが~。
実は、普通の神社と全く逆の張り方をしているのです。
神社のしめ縄は、綯(な)い初めの太い方が左(向かって右)に、綯い終わりの細い方が右(向かって左)に張るのが、一般的です。
ところが~。
出雲大社のしめ縄は、神様からみて、右が太く、左が細いのです
日本では、古代から左の方が右より上位であり、尊いとされています
例えば~。
左大臣は右大臣より偉いので、天皇の左側に座ります。左の方が上座だからです。
なので、雛人形でも、向かって右に左大臣を向かって左に右大臣を飾りますよね
神棚でも、三社では、中央が一番上座、神様からみて左が二番め、右が三番めとなっていて、大抵は中央に伊勢神宮、左側に氏神さま、右側に崇敬する神社のお札を収めます。
なぜ、左が右より、上位だったかというと。
古代の日本人は、太陽の運行から、東西軸を認識していて。
昼夜の循環を司り、万物を育む至尊の星・太陽が毎朝東から誕生し、西に籠(こ)もることから
東を「生命誕生・再生の方位」と見なし、西を「死の方位」、又は太陽が再生するときまで籠もる「子宮・穴の方位」ととらえたのですよね。
それで、「誕生」の東(向かって左)が、「死」の西(向かって右)よりも上とされるようになったのです。
しっかし~。
出雲大社のしめ縄は、「死」の方が、「誕生・再生」よりも上位に張られているではないですか
しめ縄は、占め縄とも書き、ここから先は神の領域ということを示します。
それなのに、「死」の方位の西を優位に張るって・・
実は、これは死者の着物を「左前」にするのと同じことなのです。
古代では、日本に限らず、死者の持ち物と向きを現世と反対にする習慣があり
日本では、左前の白衣を着せることや北枕もそうです。
(陰陽道では、人が死ぬと魂は北に向かい、西は肉体の死を表すとされています。死者は北枕とされていますが、西枕でも良いのです)
死者の枕元に立てる屏風(びょうぶ)を上下さかさまにすることもそうですよね。
出雲大社は、大国主命(オオクニヌシノミコト)という幽事(かくりごと)を司る神を祀る「死の宮殿」なので、しめ縄は、「この世の神社と正反対」なのです
大国主命から、権力を奪った天照大神(アマテラスオオミカミ)側は、大国主命を死者に対する儀礼をもって祀ることで、常に死を自覚させ、この世に戻ってこないようにしたのです。
これは、不幸な死に方をした人に、「迷わず成仏してくれ」ということです
成仏は仏教が伝来してからの用語ですが~。
大社が建てられた当時は、まだ仏教が伝来していないので、鎮魂の手段に仏教は使えなかったのですね。
ま~、大社の本殿の大国主命が西を向いているのと同様に、しめ縄が右上位で張られているのも、大国主命の怨霊を恐れた天照大神側の呪術なのでしょう
出雲は、大国主命という「冥界の王」が閉じ込められている「死の宮殿」で、「古事記」にもそのことは書かれています。
イザナギノミコトが、妻のイザナミノミコトが死んだのを悲しんで、死者の国である黄泉国(よみのくに)に取り戻しに行く有名な神話がありますが~。
黄泉国で、イザナギは変わり果てた妻の姿を見て、逃げ出します。イザナミは怒って、後を追う。逃げるイザナギは、黄泉比良坂(よもつひらさか)を通って「この世」に戻ってきます
この黄泉比良坂は、まさにこの世とあの世の境なのですが、その坂は「出雲にある」と、「古事記」上巻に書かれているのです。
出雲が「死の国」であると、最も古い歴史書に明記されているのは、大国主命を祀った場所だからですよね。
あるいは、出雲が「死の国」に一番近い場所なので、大国主命をここに連れて来て、大神殿を建てて封じ込めたとも考えられます。
実は出雲の「雲」は「死」の象徴という説もあります。
日本の最高神の天照大神は、太陽神
その太陽の光を遮る「邪魔者」は雲。
昔は、高貴な人が死ぬことを「雲隠(くもがくれ)」する、と言いました
源氏物語にも、「雲隠の巻」があります。
「雲隠」は、なぜ死なのか?
それは、生の象徴が太陽=天照大神で、雲は「死」と「天照に反逆する者」の象徴だからです
まさに、雲とは大国主命そのものではないか、とされているのです。
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。
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